当サイトでは安全で健康に良いおすすめのドッグフードと共に、ドッグフード選びのポイントをご紹介しています。

また、我が家の愛犬(あずき)や多くのモニター様にドッグフードをご利用頂き、各ドッグフードの食いつきや実際にワンちゃんに与える影響について観察結果も体験談形式で掲載しています。

あずきは長いあいだ人間と同じ食べ物や安いドッグフードを与えていたこともあり、体調の衰えや食力の低下が早い段階で訪れました。

ご飯の食いつきが悪かったので、人気の6つのドッグフードを置いてみたところ…

食べる!食べる!

全種類完食とこれまでにない元気な食べっぷりを見せてくれました。

ドッグフードを変えることで健康を取り戻したのか、獣医に「年内は厳しい」と言われていたあずきはその後も長く私達と一緒にいてくれました。

ただ、もっと早くドッグフードを変えていれば、より長く一緒にいてくれたのでは。という後悔も残りました。

実際に調べてみたところ、ドッグフードに含まれるものは製品によって全く異なり、ワンちゃんの健康に大きく関係してきます。

皆さまにも適切なドッグフードを選んで頂くことで、、愛するワンちゃんと末長く幸せに過ごして頂けますと幸いです。

迷ったらこれ!万能型おすすめドッグフードランキング

専門家の分析評価が高く、我が家のあずきや他のモニター様が実際に使用しワンちゃんからの評判が良かった製品をご紹介します。

ドッグフードはワンちゃんの年齢や嗜好に応じた選択が望ましいですが、ある程度慣れないとご自身での判断は難しいと思いますので、どのようなワンちゃんにも評判が良いものをまずはご紹介します。

No.1
カナガンチキン:評価最高 全年齢・犬種におすすめ
食いつき ★★★★☆
アレルギー体制 ★★★★☆
生産体制 ★★★★★
栄養バランス ★★★★★
価格 ★★★★☆
  • 胃腸障害・皮膚病に関連するアレルギー原因となる穀物を一切使用していない
  • 犬種や年齢に関係なく食いつきの良いドッグフードになるよう配慮
  • 抗酸化活性の高いビタミンCや食物繊維も豊富で愛犬の健康を維持

 

発明者のエディー氏が20年以上をかけて様々なドッグフード市場を調べた中で辿りついた、イギリス原産の厳選された原材料をオリジナルの配合で贅沢に使用したドッグフードです。

人間が食べても美味しい新鮮な食材を贅沢に使用し、犬に必要なたんぱく質を多く含む肉の配合割合を増やし33%と高い値にしつつ、アレルギーや病気の原因となる穀物類を一切使用していません(グレインフリー)。

イギリスのペットフード業界で最も信頼されている「GAペットフード・パートナーズ社」のSAIGLOBAL(国際規格)のランクAの認定を受けた工場で、必要量のドッグフードを新鮮なまま供給できるように少量のロットで生産しています。

チキンにより脂肪分が抑えられ、アレルギー性のある穀物が入っていないことから、どの犬種・年にもおすすめです。

愛犬の健康を考えてドッグフードを選ぶなら、カナガン一択と言えるでしょう。

No.2
モグワン:バランス型 太り気味やアレルギーが強いワンちゃんにおすすめ
食いつき ★★★★★
アレルギー体制 ★★★★★
生産体制 ★★★★★
栄養バランス ★★★★☆
価格 ★★★★☆
  • カロリーが少ないため運動量の少ない肥満が気になる愛犬におすすめ
  • グルコサミンやコンドロイチンが配合され関節のケアが必要な高齢犬に適しています
  • アレルギー対策はカナガンには無いメチルスルフォニルメタン(MSM)という上の成分を含む

 

試食会を開いたところ97.8%が食べたという、とても食いつきの良いドッグフードです。

チキンだけであったカナガンに対してモグワンはチキンとサーモンの混合になっており、香りのきついハーブが配合されていない点が食いつきを良くしていると想像されます。

カナガンのスタッフが開発に参加しているため性質はよく似ていますが、カロリーを抑えているため、普段運動が少ないワンちゃんにおすすめです。

カナガンと同じくグレインフリーですが、メチルスルフォニルメタン(MSM)というアレルギー症状を引き起こす免疫系のトラブルを緩和する成分が入っていることから、愛犬のアレルギーを気にされている方にはよりおすすめできます。

No.3
ファインペッツ極:コスパ最高 全年齢・犬種におすすめ
食いつき ★★★★☆
アレルギー体制 ★★★★☆
生産体制 ★★★★★
栄養バランス ★★★★★
価格 ★★★★☆
  • 多数のドッグフードの中でも頭一つ飛び出した高品質かつリーズナブルな価格
  • 薬物や遺伝子組み換え餌料の使用を制限した人間でも安心して食べれるレベル
  • 化学合成成分を添加することなく製造されている安心・安全のグレインフリードッグフード

 

人間が食べることが可能な高い品質の原材料を使用することにこだわることによって得られる「安心・安全」を最大の武器としています。

穀物原料が含まれて(グレインフリーではない)いますが、アレルギーの可能性の高い小麦は避けて大麦や玄米が配合されています。

総合的な栄養評価はカナガンに劣りますが、その分価格が抑えられていますのでお得です。

当サイトで実際に試用していただいたモニター様からも「食いつきがよく、便の状態や体臭も改善された」という高評価が得られています。

お試しパックだと1000円で購入できるため、人気のドッグフードをまずは低価格で試してみたい。という方にもおすすめです。

No.4
ナチュラルドッグフード(NDF):天然志向 生後7か月以降・犬種におすすめ
食いつき ★★★★☆
アレルギー体制 ★★★★☆
生産体制 ★★★★★
栄養バランス ★★★★☆
価格 ★★★★☆
  • 人工的な添加物で補強することなく、消化に良い天然物だけで愛犬の健康を維持(便秘解消)
  • 肉にはアレルゲンが少ないと言われているラム、穀物は玄米を用いてタンパク質脂質およびビタミン・ミネラルが配合
  • 毛並みを良くし皮膚を保護するために効果的なω3系脂肪酸とω6系脂肪酸を、バランスよく含む亜麻仁油を脂肪分として配合

天然物だけで必要な栄養素を賄う、という難題を実現しているドッグフードです。

穀物が含まれていますができるだけ健康に影響がないものが選ばれ、アレルギー性の少ないラム肉を採用しています。

ラム肉は飽きがきやすいので食いつきはやや落ちますが、自然な食事を中心とすることで健康面では大きく期待が持てます

また、消化の良い原料を厳選して使用しているため、便通のサイクルが良くなる効果も期待できます。

 

この他にも数多くのドッグフードがありますが、結局は人気ドッグフードを真似て作ったものや改悪版であることが多いです。

それらは量産されホームセンターやスーパーマーケットで手軽に購入できますが、ワンちゃんの健康を考えた際はおすすめできません。

犬に必要な主な栄養素

人気のドッグフードは、健康や安全性への配慮だけでなく、メーカー独特の工夫や特徴があります。

一方で安価過ぎる・製造元の信頼性が低いドッグフードの多くには健康に良くない成分(発がん性、アレルギー性)が含まれていることが多いです。

もちろん、安いから品質が悪いというわけではなく愛犬の健康を維持するために必要な栄養素が過不足なく含まれていれば安いドッグフードでも問題がありませんが、選びだすことは難しいです。

そこで、当サイトでご紹介する人気のドッグフードから、ドッグフード選びで注意するべきポイントを学んで頂ければ、価格も考えて手軽に入手できる愛犬に適したドッグフード選びをするときの参考になると思います。

私はこのサイトの専門記事を担当しています。まずは犬の健康に必要な栄養をご紹介し、当サイトでおすすめしているドッグフードでは各栄養素がどれだけバランスよく配合されているかを解説させて頂きます。

タンパク質(粗タンパク)

犬は元々狩りをする動物であるため、運動能力を高める筋肉を構成するタンパク質が多く必要になります

タンパク質を効率よく摂取するには肉系が望ましいため、ドッグフードの主原料を比較してみると、チキンやターキーといった鶏肉系の肉を使っているものが多く見られます

粗脂肪:

イヌにとってのエネルギー源という意味では、脂肪は重要な栄養成分です。

イヌは脂肪をエネルギー源として利用するための褐色脂肪細胞の割合が人間よりも多くなっており、動いていないときでも体温が高く維持されるようにできています。

脂肪細胞に蓄えられている脂肪分から糖質を合成する糖新生という能力が発達しており、脂肪分からグルコースを合成してエネルギー源として利用しています。

従って、ドッグフードの粗脂肪の数値というのは、イヌの活動を支える上で重要です。

粗灰分(ミネラル)

灰分は、水や食材に含まれているミネラルを意味しています。

十分な酸素が存在する状態で数百度という高温処理して、有機物を完全燃焼させたときに残る成分が粗灰分と呼ばれる数値になります。

この条件下で残るのは、ドッグフードに含まれているミネラル分だけです。

骨を形成するために必要なカルシウムやエネルギーに関与するリンや代謝に関わるマグネシウムをはじめとして、鉄、銅や亜鉛といった微量ミネラルも灰分に含まれています

塩分(ナトリウム・カリウム)

イヌの食事は塩分を減らすべき、というイメージが強いですが、不必要というわけではありません。発汗が無いイヌは人間よりもナトリウムの摂り過ぎは健康トラブルが起こりやすくなります。

血液中のナトリウムは最適濃度が存在し、ナトリウムが多すぎる場合にはカリウムによって調整されますので、ドッグフードの成分としてのナトリウム濃度とカリウム濃度のバランスも重要です。

また、灰分の中のカルシウムや鉄のように直接構成物に関わるミネラルだけでなく、マグネシウムなどの代謝を補助するミネラルと成分表には表れないビタミン類も大切な栄養素です。

避けるべき成分

ドッグフードの中には発がん性物質が含まれていることがあります。これはD4と呼ばれ、安価なドッグフードに含まれていることが多いです。

他にも、アレルギーがあるワンちゃんには、原材料にアレルゲンが含まれていいるドッグフードはNGです。

アレルゲンとなる物質は人間もイヌも大きな差は無いと考えられており、人間にアレルギーの出やすい小麦やトウモロコシあるいは牛乳などのタンパク質は避ける必要があります。

 

また、愛犬の健康状態によって食べ物を変えることも必要かもしれません。

肥満気味あるいは肥りやすいワンちゃんは、高タンパク質・低脂肪のドッグフードを食べさせた方が良いですし、炭水化物が多くなることは避けるべきです。

また、便秘や下痢といった腸の機能に不安があるワンちゃんは食物繊維や腸内細菌のバランスを整えることが出来るような成分が必要です。

代謝能力が低下している高齢のワンちゃんには、少なめの栄養素を利用する代謝能力をアップさせるために、ビタミンやミネラルを強化したドッグフードが必要なこともあるかもしれません。

成長期にある子犬や授乳期にあるワンちゃんのドッグフードは栄養素のバランスも重要ですが、栄養素の利用効率を上げるためにビタミンやミネラルも重要ですしエネルギー源の供給も無視するわけにはいきません。

 

グレインフリーについて

グレインフリーとは「穀物が入っていない」ことを指します

野生のイヌは植物性原料を直接食べる機会が少ないですが、草食動物を食べることによって間接的にビタミンやミネラルを摂取することが出来ます。

ドッグフードの原料に使用される肉素材は内臓を利用するわけではありませんので、肉からのビタミンやミネラルの供給というのは限定されてしまいます。

従って、ドッグフードでは必要なビタミンやミネラルは植物性原料から供給する必要があり、野菜や果物、あるいは、ハーブといった植物性原料が含まれるのがオーソドックスなスタイルです。

ただ、穀物の中にはアレルギー性を持つものもあり、イヌの健康に良いとは限りません。そこで、穀物を敢えて入れない「グレインフリー」のドッグフードが開発されました

穀類はミネラルが豊富なだけでなくビタミンB群やビタミンEといった必要なビタミンも豊富に含まれていますので、グレインフリーのドッグフードでは不足してしまうミネラルやビタミンを別の素材から供給することになります。

また、化学合成されている添加物が一切含まれていないということをキャッチフレーズに販売しているドッグフードもあります。

しかし、天然のビタミンも合成のビタミンも化学構造に差があるわけではありませんので合成品が入っていても問題は無いと思います。

人気のドッグフードの中にも直接合成品という記入があるわけではありませんが、記載内容から化学合成されたビタミンか天然物から抽出されたビタミンと考えられるような表示も認められます。

合成の防腐剤や着色料は無添加の方が良いとは思いますが、天然物にこだわり過ぎてビタミンが不足するよりは化学合成品でも必要量供給されるように設計されている方が安心できるドッグフードということが出来ます。

グレインフリーのドッグフードについては以下の記事でより詳しく解説していますので、併せてごらん頂けますと幸いです。

 

結論としては、動物の肉が中心ですが、植物系の原材料も適度に添加し様々な栄養素をバランスよく含んでいることが大切である。と言えます。

人気ドッグフードの成分内訳と数値の考察

フードのブランド名 販売されているシリーズ名 主原料(肉・魚介類など) 粗タンパク 粗脂肪 粗灰分 粗繊維 水分 グレインフリー エネルギー(kcal/100g)
カナガン チキン 33.0% 17.0% 9.0% 3.5% 8.5% 361
ナチュラルドッグフード ラム 20.0% 12.5% 7.0% 6.0% 8.0% × 339
FINEPET’S ラム、チキン、サーモン 26.0% 16.0% 10.0% 5.0% 10.0% × 440
FINEPET’S 極
(KIWAMI)
ダック 36.0% 20.0% 6.6% 2.8% 8.0% 415
ネルソンズ チキン 30.0% 15.0% 7.5% 2.5% 8.0% 362
アーテミス アガリクスI/S チキン、ターキー 24.0% 14.0% 6.0% 4.0% 10.0% × 359
アガリクスI/Sヘルシ-ウェイト チキン 20.0% 8.0% 6.0% 3.0% 10.0% × 329
オソピュアグレインフリー ダック、サーモン、パイソンから一種 24.0% 14.0% 5.5% 10.0% 358
フレッシュミックス スモールブリードパピー チキン、ターキー、魚肉 28.0% 17.0% 3.0% 10.0% × 372
フレッシュミックス スモールブリードアダルト チキン、ターキー、魚肉 25.0% 15.0% 3.0% 10.0% × 368
フレッシュミックス アダルトドッグ チキン、ターキー、ダック、サーモン、魚肉 23.0% 14.0% 3.0% 10.0% × 359
フレッシュミックス ウェイトマネージメントアダルトドッグ チキン、ターキー、ダック、サーモン、魚肉 20.0% 6.0% 3.0% 10.0% × 329
フレッシュミックス ウエイトマネージメント&スモールシニアドッグ チキン、ターキー、ダック、サーモン、魚肉 22.0% 12.0% 3.0% 10.0% × 344
ナウフレッシュ パピー ターキー、サーモン、チキン 28.0% 18.0% 3.0% 10.0% 375
スモールブリードパピー ターキー、サーモン、ダック 28.0% 18.0% 4.0% 10.0% 378
アダルト ターキー、サーモン、チキン 26.0% 16.0% 3.5% 10.0% 360
スモールブリードアダルト ターキー、サーモン、ダック 27.0% 17.0% 4.0% 10.0% 374
レッドミートアダルト ラム、ベニソン、ポーク 24.0% 16.0% 4.0% 10.0% 360
フィッシュアダルト トラウト、サーモン、へリング 24.0% 14.0% 4.0% 10.0% 356
シニア&ウェイトマネージメント ターキー、サーモン、ダック 24.0% 10.0% 6.0% 10.0% 325
スモールブリードシニア&ウェイトマネージメント ターキー、サーモン、ダック 24.0% 11.0% 4.5% 10.0% 345
スモールブリード ターキー、チキン 27.0% 17.0% 4.0% 10.0% 374
ティンバーウルフ オーシャンブルー ニシン、サーモン、白身魚 34.0% 16.0% 7.0% 4.0% 9.0% 406
ウィルダネスエルク エルク、サーモン 34.0% 17.0% 7.5% 3.0% 9.0% 368
ブラックフォレスト ベニソン、ラム、白身魚 30.0% 15.0% 7.5% 3.0% 9.0% 384
ワイルド&ナチュラル チキン、ニシン、チキンレバー 38.0% 18.0% 7.5% 2.5% 9.0% 398
ラム&アップル ラム、ニシン、白身魚、ベニソン 34.0% 17.0% 7.5% 3.0% 9.0% 384

主原料と粗タンパクについて

ドッグフードの成分の中で25%以上を占めている粗タンパク質は、その大半が肉由来です。

嗅覚が鋭いイヌの嗜好性を満足させるために、鶏脂や肉エキスなどを別途添加しているドッグフードも多数存在するくらいですので、原材料の肉選びはとても重要です。

良く食べるドッグフードを選択することが出来れば、後は必要な栄養素が不足することが無く、かつ、肉の風味を邪魔することが無いような原材料をチョイスして栄養素をバランスよく供給するようにすればよいだけです。

ドッグフードの定番となっている原材料はチキンとラムで、チキンとラムは愛犬の食いつきの良い肉の原材料と言われています。

チキンについて

チキンは他の原材料と比べると脂肪分が少なく、タンパク質が消化しやすいことに加えて低脂肪というメリットがあります。

飼い主の食べる物(炭水化物や糖質の多い食材)を欲する愛犬や肥満気味の愛犬にはチキンをベースとしたドッグフードは理想的であると考えられます。

ラムについて

ラムはアレルギーの起こり難い良質のタンパク質であると言われています。

毛で覆われているために分かりにくいですが、ほとんど汗をかくことの無いイヌの皮膚は皮脂膜が不足しており皮膚炎を起こしやすい動物です。

従って、アレルギー体質の愛犬には、ラムを原材料としたドッグフードは理想的ということになります。

ビーフについて

ビーフやダッグ・ターキーという原材料も見かけますが、言わずもがなの旨味の強い肉素材です。

食いつきが悪いわけはありませんが、ビーフやターキーを原材料に使用するとコスト高になってしまうことは否定できません。

ビーフやターキーといった原材料は、シカ肉や魚と同様に同じドッグフードに飽きてきた愛犬の目先を変えるためのドッグフードやおやつとして利用されることが多いようです。

ポークについて

豚肉、すなわち、ポークを使ったドッグフードとなると数えるほどしかありません。

愛犬用のおやつとして豚耳を使ったものはありますが、これは肉というよりもコラーゲンが豊富で乾燥させた豚耳を与えることで歯垢除去効果、すなわち、歯磨き効果を狙ったものです。

豚肉はビタミンB1が豊富に含まれているというメリットがありますが、牛肉同様脂肪分が多いのでドッグフードの原料として使用されるケースが少ないようです。また、アレルギーの原因にもなりやすい肉でもあるようです。

粗脂肪について

粗脂肪の数字は、動物性脂肪と植物性脂肪の合計として分析されています。

後程説明することになりますが、サーモンオイルに含まれているEPAやDHA、あるいは、亜麻仁油に含まれるγ-リノレン酸等のω3系脂肪酸と大豆油、コーン油やベニバナ油に豊富に含まれているω6系脂肪酸も粗脂肪の中に入っています。

人気のドッグフードを比較すると、通常の健康状態の愛犬用のドッグフードは14%から18%の範囲で粗脂肪が含まれており、最も高いものでも20%程度です。そして、体重制限をする必要のある肥満犬用のドッグフードは、アーテミスの「アガリクスI/Sヘルシーウェイト」や「フレッシュミックス ウェイトマネジメントアダルトドッグ」、あるいはナウフレッシュの「シニア&ウェイトマネージメント」などのように粗脂肪が6%から10%まで抑えられています。

活動の活発な小型犬用の場合にはエネルギーの使用量が多いので1%程度大型犬用のものよりも粗脂肪が多くなります。

このことから言えるのは、全犬種用のドッグフードを利用する場合にはシッカリと体重管理をしながら与えていれば、肥満用や小型犬用といった特殊なのドッグフードにこだわる必要はないのかもしれません。

各ドッグフードのエネルギーの数値を見てみると、ほとんどの製品が350kcalから400kcalの範囲に含まれています。

鶏脂や魚油あるいは植物性脂肪を添加することにより肉による脂肪量の差異を補い、エネルギーの数値がコントロールされているということになります。

肥満気味のイヌは体重増加の影響があるため運動量が低下しがちになりますのでカロリーは少し低めになっていますし、運動能力が低下している高齢犬用のドッグフードも粗脂肪量と共にエネルギーの値も低めに設定した方が良いということになります。

肥満犬用のドッグフードを利用するのも良いですが、食べなれているドッグフードの量を1割から2割程度減らして与えることでも対策は可能ということになります。

ただし、絶対量が減ると満腹感が得られなくなるので、飼い主が食べているものを欲しがるかもしれません。そんな時には、蒸したささみなどの低脂肪の食材をおやつとして与えるのも一つの手段です。

市販の歯磨き用の豚耳などを利用して満腹感を与えてやれば、歯磨き効果も期待できますので一石二鳥ということになります。

 

グレインフリーのドッグフードについて

グレインフリーのドッグフードは、総じて、粗タンパク質量が多くなっています。

穀類には炭水化物が含まれていますが、ドッグフードに穀類を添加するということは製品中に炭水化物が加わることによりタンパク質の割合が減少するということを意味しています。

グレインフリーを採用しているドッグフードが世界中で人気を博しているのは、穀類、特に、小麦由来のタンパク質がアレルギーを発症しやすいタンパク質であるということが理由とされています。

小麦でアレルギーを発症するイヌがどの程度いるのかは分かりませんが、人と同じで全てのイヌで小麦アレルギーが発症するというわけではありません。

アレルギーというのは食べた食品中に含まれているタンパク質に免疫システムが過敏に反応して起こる現象であり、小麦に限らず全てのタンパク質にアレルギーを引き起こす可能性があります。

人が食べる肉類のおこぼれをおやつ代わりにもらう習慣のあるイヌが、ターキーやラムといった日本人が食べる機会の少ない肉類を主原料としたドッグフードを食べるとアレルギーを起こすことがあるという話を聞いたこともあります。

一方、穀類に含まれる炭水化物であるデンプンはイヌが消化しにくい成分であり、エネルギー源として利用されるよりも食物繊維として利用される成分です。

すなわち、肉よりも安価な穀類を原料に添加した方が価格の安いドッグフードを製造できるということを意味する部分が多いように感じます。

世界中で人気のあるグレインフリーのドッグフードではありますが、グレインフリーを目指した切っ掛けというのは大手メーカーによって行われたコストダウンに反発した面もあります。

穀類を増量材として利用する考え方に反発して、肉食動物であるイヌ本来の食事に近づけるというポリシーによってグレインフリーが話題になっているというわけです。

すなわち、愛犬が生まれた国や地域で良く食べる穀類や肉類が含まれていてもアレルギーが起こるリスクは低く、小麦や玄米を食べる習慣のある日本のイヌはあまりグレインフリーにこだわる必要はないのかもしれません。

グレインフリーでないドッグフードを食べてアレルギーが出ないという保証はありませんが、他のタンパク源を含む原料を使って造られているドッグフードを食べてアレルギーが起こるリスクと差があるわけではありません。

 

炭水化物について

炭水化物が豊富なドッグフードは肥満になるリスクが高くなるということも言われます。

しかし、食物繊維は肥満の解消にもなる成分ですし、イヌの運動量を考えると部分的に消化吸収された炭水化物が肥満を産み出すとは考えにくいと言うことが出来ます。

人との共同生活で炭水化物にも馴染めるように体の構造が変わってきているといえども、主食が肉であるということは避けることが出来ません。

食べるという本能が優先するイヌの食生活においては、愛犬の嗜好性を満足させる、すなわち、好んで食べるドッグフードということが最大のポイントになってくるということです。

 

その他の栄養素について

ドッグフードは高タンパク質であるということが絶対条件ですが、他の栄養素が不要というわけではありません。

確かに犬の祖先と言われているオオカミは肉しか食べませんが、草食動物を狩って食用にしているということは植物に含まれているビタミンやミネラルを摂取することにもつながっている可能性も考えられます。

また、狩った草食動物の内臓も含めてすべてを食べているということは、消化器の中に残存している植物由来の食物繊維も含まれているはずです。

すなわち、肉しか食べていない野生のイヌ属であっても、直接植物を食べている草食動物ほどでは無いにしても植物由来の栄養成分は摂取されているというわけです。

言い換えると、草食動物を丸ごと食べることが無い愛犬のためのドッグフードを構成する原材料には、植物性のものも必要量配合するか肉だけでは不足している成分を添加する必要があるというわけです。

 

愛犬のために可能であれば取り入れたい栄養素・割合

続いては栄養の中心ではないですが、体のケアを考えた際にはぜひとも取り入れたい成分をご紹介します。

これらも人気のドッグフードにはしっかりと含まれていますので、その含有量なども併せて解説します。

体毛や皮膚のケア成分(脂肪酸)

 

イヌは元来皮膚が弱い動物で、大量の体毛によって皮膚を保護している動物です。

もちろん、体毛には衝撃から身を守る効果もありますが、体毛の表面を脂質でコーティングして雨や雪などの水分をはじくことで皮膚が濡れるのを防ぎ体温を維持する効果もあります。

いわゆる、毛並みが良いとか毛艶が良いと言われる状態であり、ω3系脂肪酸とω6系脂肪酸がバランス良く配合されているドッグフードを与えることで毛の表面をコーティングする脂肪酸が供給されることになります

従って、ドッグフードには脂肪酸が含まれていることが好ましいということになります。

人気の商品にはどれもω3系脂肪酸とω6系脂肪酸のパーセンテージが表示されています。

表示義務はありませんので含有量が分からないドッグフードもあるかもしれませんが、サーモンオイルなどの魚油系の原料や植物油が配合されているドッグフードでは配慮されていると考えて間違いなさそうです。

また、ω3系脂肪酸のEPAやDHAには血中コレステロールを下げる効果も期待できますので、肥満犬のドッグフードを考えるのであればEPAやDHAを含有しているドッグフードを探すことをお奨めします。

各製品を比較すると、標準的な製品ではω3系脂肪酸とω6系脂肪酸の合計は2、3%程度ですのでその数字を引いた数値、すなわち、11%から18%程度の主原料の肉由来の動物性脂肪が必要ということになります。

ドッグフードを選ぶ際には、サーモンオイルや様々な植物油が含まれている場合には粗脂肪が14%から20%の範囲にある製品を選び、含まれていない場合には11%から18%の粗脂肪の商品を選ぶ必要があるということです。

また、肥満犬には脂肪は禁物ですので、粗脂肪は一桁台のものを選んだ方が良いということになります。

ただし、可能であれば愛犬の皮膚や体毛のケアのために、ω3系脂肪酸とω6系脂肪酸を含むドッグフードを選ぶことをお奨めします。

 

関節ケア成分

イヌは4足歩行ですが、後ろ足に体重がかかることが多く、特に、走り回る犬や飛び跳ねることの多い愛犬は関節を痛めることになります。

また、高齢犬や肥満犬では、代謝能力の低下に伴い関節をケアする成分が不足するケースも少なくありません。

従って、グルコサミンやコンドロイチン硫酸が含まれているドッグフードを選ぶことは重要です。

解説した7種の人気商品にはこれらの関節ケア成分が含まれていない商品もあるようですが、含まれていない商品の場合には代謝が活発に行われるようにビタミンやミネラルが十分に補充されているようです。

 

乳酸菌やオリゴ糖

腸の機能が人間と比べて劣っているイヌですので、便秘や下痢は頻繁に起こります。

母乳を飲んでいる子犬の間は牛乳中の乳糖を分解することが出来ても、離乳するとたちどころに腸内細菌のバランスが変化してしまいます。

ドッグフードを食べている愛犬に牛乳を与える飼い主さんがいるということを聞いたことがありますが、成犬の腸内には乳酸菌が少なく乳糖を分解することが出来ないので牛乳を飲むと下痢を起こすということもあるそうです。

また、夏の暑いときに冷たいものをということで良く冷えた水を与えたり氷を食べさしたりすることもあるかもしれませんが、大量に与えると腸が冷えて健康被害が出てくることもあります。

従って、野生の食事には無いかもしれませんが、乳酸菌や乳酸菌を増やすオリゴ糖が配合されているドッグフードは結構あります。

また、人間では腸の機能を向上させるために食物繊維を摂るということがよく言われますが、ドッグフードに含まれている炭水化物はイヌにとっては食物繊維のようなものです。

余程下痢が酷い愛犬でなければ、ドッグフードに含まれている食物繊維についてはあまり気にする必要はないかもしれません。

フードのブランド名 販売されているシリーズ名 体毛や皮膚のケア成分 含まれている関節ケア成分 含まれている整腸作用 エネルギー
ω3系 ω6系 グルコサミン コンドロイチン オリゴ糖 乳酸菌 kcal/100g
カナガンチキン 0.9% 2.8% × 361
ナチュラルドッグフード ラム 1.5% 3.4% × × × × 339
FINEPET’S 0.4% 3.0% × 440
FINEPET’S 極
(KIWAMI)
1.9% 3.6% × × 415
ネルソンズ 0.2% 2.2% × 362
アーテミス アガリクスI/S 0.5% 3.1% × 359
アガリクスI/Sヘルシ-ウェイト 0.3% 1.7% × 329
オソピュアグレインフリー 0.4% 2.4% × 358
フレッシュミックス スモールブリードパピー 0.4% 3.3% × 372
フレッシュミックス スモールブリードアダルト 0.4% 2.4% × 368
フレッシュミックス アダルトドッグ 0.4% 2.2% × 359
フレッシュミックス ウェイトマネージメントアダルトドッグ 0.3% 1.7% × 329
フレッシュミックス ウエイトマネージメント&スモールシニアドッグ 0.3% 2.0% × 344
ナウフレッシュ パピー 0.5% 2.7% × × × 375
スモールブリードパピー 0.6% 3.0% × × × 378
アダルト 0.5% 2.5% × × × 360
スモールブリードアダルト 0.5% 2.5% × × × 374
レッドミートアダルト 0.4% 2.2% × × × 360
フィッシュアダルト 0.2% 1.4% × × × 356
シニア&ウェイトマネージメント 0.4% 2.4% × 325
スモールブリードシニア&ウェイトマネージメント 0.4% 2.4% × 345
スモールブリード 0.5% 2.5% × × × 374
ティンバーウルフ オーシャンブルー 1.5% 3.0% × × 406
ウィルダネスエルク 1.4% 3.2% × × 368
ブラックフォレスト 1.5% 3.5% × × 384
ワイルド&ナチュラル 1.2% 3.6% × × 398
ラム&アップル 1.3% 3.4% × × 384