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イヌの症状が豊富なホルモン分泌異常を伴う病気!

行動パターンや仕草や外観といった見た目でわかる症状から疑われる病気について整理していくと、特定の症状にだけ現れてくる病気もあれば、一つではなく様々な症状に対して登場してくる病気もあります。
「愛犬が病気ではないか?」と心配になって動物病院を訪れて病気と診断されるケースでは、ホルモンの分泌トラブルに関わる病気が下痢などの消化器系の病気や皮膚病と並んで多い病気の一つです。

 

 

症状が豊富なホルモン分泌異常を伴う病気!

ホルモンは体の内外で起こる様々な外乱や外乱による体調変化に対応するために分泌されます。

血液などの体液を利用して目的の場所に運ばれ、その部位の細胞に変化に対応するための指示を伝える生理活性物質です。

簡単に言えば、体の中で起こったトラブルに対応して快適な生活を営む、いわば、成長や生命を維持するために必要である重要な物質がホルモンと呼ばれる物質です。

ホルモンには最適な量が存在し、多すぎる場合は体が過剰に反応することになりますし、少ないときには外乱が優勢になって健康被害が出ることもあります。

成長ホルモン甲状腺ホルモン副腎皮質ホルモンなど、一度は聞いたことがある名前かと思いますが、体の中で起こる変化に関する情報に対応するために脳からの指示によって特定の器官によって合成されることになります。

従って、脳に疾患があれば情報の入手や指示系統にトラブルが発生することでホルモン分泌異常が起こるケースもあれば、ホルモンを合成する内分泌器官の機能低下によってホルモンが合成されないということもあるかもしれません。

言い換えると、ホルモンの分泌異常によって起こる病気は、原因が脳の疾患にあればどこにどのような症状が発症するかは変わってきますし、内分泌器官のトラブルによって生合成されるホルモンの量が変化することによって症状が変わることもあるかもしれません。

さて、イヌのホルモン分泌に関わる病気で有名なものとしては、クッシング症候群という副腎皮質機能亢進症や、副腎皮質機能低下症であるアジソン病があります。

クッシング症候群とアジソン病は全く逆の作用になりますが、副腎皮質ホルモンが多いか少ないかの差で発症する症状は似ているものがあります。

また、甲状腺機能低下症では、甲状腺ホルモンの分泌量が減少することによって代謝機能の一部が低下することになります。

クッシング症候群とアジソン病

副腎で合成されるホルモンであるコルチゾールアルドステロンは、免疫反応による炎症の制御、食事から摂られる栄養素の代謝、血液中のミネラル濃度の制御に関係している物質です。

分泌量が増加しても減少してもコントロールが甘くなり、正常な生命活動ができなくなります。

クッシング症候群とアジソン病の共通の症状としては、大量の水を要求するようになりおしっこの量が増える、体重が減少する、元気が無く寝ている時間が増えるなどが存在します。

高齢化によってみられる症状とも似ていますが、加齢とともに代謝機能そのものが低下し、類似の症状が出てくるのは極めて自然な現象であり、クッシング症候群も6歳以上のイヌに多い病気です。

しかし、1歳未満の若いイヌでも起こる可能性があり、若いのに年寄り臭い愛犬は要注意ということになります。

一方、クッシング症候群では、栄養素の消費が激しくなる傾向があり、食欲が増加するという症状があります。

また、脱毛や腹部の膨張が見られたり皮膚が黒ずんだり薄くなるということもあります。

副腎皮質ホルモンが常に高濃度に保たれることで皮膚や筋肉の分解が促進されることになりますし、肝臓におけるエネルギー物質であるグルコースの生成が促進され血中糖濃度が増加する可能性もあるということです。

また、病気の進行に伴い免疫力が低下し、皮膚炎や膀胱炎といった感染症が発症しやすくなることもありますし、糖尿病を発症することもあるそうです。

「高齢犬だから仕方ない」と考えてしまう症状で動物病院に行くケースはあまりなく、皮膚や被毛のトラブルが現れて初めて病院を受診して発見されるケースが多くなることが多い病気です。

アジソン病では食欲の低下や嘔吐・下痢などの症状を伴うことがありますし、急性の場合にはショック死することもある病気です。

アジソン病でも、嘔吐下痢といった症状があれば動物病院を訪れることにつながります。

また、アジソン病は圧倒的に雌犬に多い病気であるというのも特徴的です。

甲状腺機能低下症

甲状腺は喉の部分に存在する内分泌器官であり、必要に応じて甲状腺ホルモンやカルシトニンを生合成しています。

甲状腺ホルモンは体中に存在する細胞の代謝を活発にする働きがあり、甲状腺機能低下症では甲状腺ホルモンの合成量が低下することによって生命維持に必要なエネルギーや代謝物が不足することになります。

イヌの甲状腺機能低下症では、脱毛が最も目立つ症状ですが、脂肪の燃焼が低下することによるエネルギー不足は体温の低下を引き起こし動きも緩慢になってきます。

また、心肺機能も低下しますので心拍数が減少する傾向になり、血圧も低めになってきます。

言い換えると、元気が無くなり毛が抜けやすくなるということですが、甲状腺機能低下症における脱毛は感染症や皮膚炎に伴う部分的な脱毛と異なり全身の毛が均等に抜けてきます。

一方、甲状腺機能低下症は粘液水腫とも呼ばれており、体内の水分調整のトラブルから全身に浮腫みが発生することも大きな特徴です。

被毛で覆われているイヌでは浮腫みはなかなか分かりにくい現象ですが、被毛の少ない顔ではその影響は顕著になります。

顔のだぶつきが大きくなり、もの悲しい顔つきになるのも特徴的です。

さらに、甲状腺機能低下症はクッシング症候群と併発する可能性が高く、クッシング症候群を発症したイヌの半分は甲状腺機能低下症も起こると言われています。

副腎皮質ホルモンの場合と同様に、甲状腺ホルモンが過剰になることも問題になりますが。

しかし、甲状腺の機能障害によって甲状腺ホルモンが過剰になるケースはレアなケースで、甲状腺機能のトラブルのほとんどは甲状腺ホルモンの減少が原因であるということです。

 

不足している甲状腺ホルモンを投与することで治療が可能ですが、遺伝的な要因で発症しているケースでは根治が難しく、生涯にわたって治療を継続していく必要があります。

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