犬が食べてはいけない食材とは?

冒頭でも解説したように、人間が普通に食べている食材の中にはイヌが食べてはいけない劇物を含んでいる食材も結構あります。
食べてはいけない食材を直接食べると、劇物が急激に吸収されることによって死に至ることもあります。

犬が危険な食べ物を避けることができる理由

イヌ属の野生の動物は嗅覚が優れており、食べてはいけない成分が含まれている食物を臭いで嗅ぎ分けて、本能的に口にしないようになっています。

ところが、人間との生活が長く飼い主を信じているペットのワンちゃんは、飼い主が与えてくれた食べ物を躊躇なく胃に運んでしまうことがあります。

そのことは、イエイヌの嗅覚が退化しているということではなく、人に馴れていればいるほど可能性が高くなってきます。

また、人間が食べるために加工されているような場合には、害のある成分がエキス分としてスープに抽出されていて、臭いが薄められてしまっているケースもあるかもしれません。

嗅覚が衰えてしまっている高齢犬では、さらにリスクが増大してしまいます。

人間の健康食品は犬にとっても健康とは限らない

人間が健康維持のために食べている健康食品についても、ワンちゃんの健康管理に必ずしも必要であるとは限りません。

同じような成分を含む犬・猫用の健康食品があるので、「値段の安い人間用のものを食べても大丈夫だろう!」と安易に考えてはいけません。

人間用の健康食品は人に対する安全性試験が行われているものがほとんどですが、それらは必ずしもイヌに対する安全性試験をしているわけではありません。

与える健康食品に対して十分な知識があれば、人間用の健康食品を犬に与えることも可能ですが、何の知識もなく体重も考えずにワンちゃんに与えると大変なことになってしまうこともないとは言えません。

ペットとして人間と共に暮らしているイヌは仲間意識が強く、飼い主が食べているものを欲しがるケースも多く見られます。

飼い主も飼い犬を自分の家族のように考えがちですが、人間とイヌは全く別の生物であるということを忘れてはいけません。

体重や形態はもちろん消化管の構造も異なりますし、物質を代謝する能力も全く異なっています。

当然、必要な栄養素もバランスも微妙に異なっていますので、人間が食べている食事やおやつはあまり与えない方が賢明です。

少量であれば体に影響することの無い糖質や炭水化物ですら肥満を引き起こし、ワンちゃんにとって重大な健康障害につながることもあります。

飼い犬に牛乳を与える飼い主もいますが、人間にとって快適な冷たい飲み物もイヌの腸に与える影響は、人間の場合よりも過酷であることもありますし、牛乳に含まれている乳糖の代謝能力が低いので、乳糖不耐症という下痢症状を引き起こすこともあります。

また、室内で飼っているワンちゃんは、飼い主に纏わりついて台所まで侵入してくることがあります。

 

調理中に危険食材の切れ端が床に落ちてしまったものを、止める間もなく口に運んでしまうこともありますので、台所作業にも注意が必要です。

犬が食べてはいけない食べ物

いずれにしても、ワンちゃんに与えてはいけない食材に対する知識は、十分に身に着けておく必要があります。

人間が食べても毒であるようなものは、もちろんNGです。

イヌが食べてはいけない食材としては、玉ねぎやネギなどのネギ科の食材ニンニクなどのユリ科の食材が有名ですが、他には、キシリトールチョコレートブドウや干しブドウなども食べてはいけない物質として挙げることが出来ます。

玉ねぎネギニラニンニクユリ根などのネギ科やユリ科の食材

ネギ科やユリ科の食材に含まれているアリルプロピルジスルファイドという物質は、イヌが摂取して吸収されると血液中の赤血球が破壊されることが知られています。

玉ねぎ中毒として知られる症状で、イヌ・ネコ、ウシなどにみられる食中毒と言われています。

アリルプロピルジスルファイドによってヘモグロビンが酸化されることで赤血球が破壊されて、溶血性貧血を起こしてしまいます。

酸素が体に供給されなくなるとともに、カリウムが破壊された赤血球から血液中に流れ出し高カリウム血症を起こすことで死亡するリスクがアップするということです。

玉ねぎやネギなどのネギ科植物は特に含有量が高く危険ということですが、ユリ科のニンニクやユリ根などの食材にも含まれており、イヌ・ネコには危険な食材とされています。

加熱しても毒性が消えることは無いので、玉ねぎやネギの入ったコンソメスープや味噌汁でも同様のリスクが存在します。

キシリトール

人の虫歯予防のための健康成分としても利用されているキシリトールですが、イヌが摂取するとインスリンの分泌が過剰になるために血液中の糖濃度が急激に低下してしまいます。血糖値が低下することによる意識低下や脱力が主だった症状ですが、重症になると昏睡状態になったり痙攣を起こしたりすることもありますし急性肝不全を起こすこともあります。

キシリトールはガムやキャンディーに添加される成分ですので、ワンちゃんが欲しがったからといって意識的に与えることは無いと考えられます。

ただし、イヌが勝手に食べることが無いように、食べ残しを置く場所には気を付けた方が良さそうです。

チョコレート

チョコレートの原料であるカカオ豆には、苦み成分であるテオブロミンという物質が含まれています。

テオブロミンを代謝する能力が低いイヌの場合には、少量食べるだけでも消化不良や脱水症状を起こすことがあります。

量によっては、興奮状態になるとともに心拍数が低下して、てんかんの発作を起こすケースもあるそうです。

板チョコはもちろんだめですが、ココアパウダーがまぶしてあるようなお菓子やチョコレートを加えたクッキーなども危険です。

ブドウや干しブドウ

イヌにとって危険な食材としては認知度が低い部類ですが、イヌがブドウを食べると嘔吐・下痢を伴う肝機能障害から酷い場合には腎尿細管壊死を引き起こす可能性があります。

症状が現れる摂取量は体重1㎏当たりで生のブドウにして30g程度だそうですので、イヌに与えたとしても生のブドウで考えると現実的な量ではありません。

しかしながら干しブドウの場合、毒性のある成分が濃縮されていますので、少量でも危ない状態になる可能性があります。

干しブドウの入ったグラノーラやブドウパンなど、干しブドウ入りの食べ物は家の中においてあるケースも多い食材です。

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