【ハッピードッグ】口コミは?腎臓にいい理由や原材料を獣医師が解説!

「ハッピードッグ」は、日本国内で入手できるプレミアムフードとしてはめずらしい、ドイツ製のドッグフードです。あまり聞いたことがない方も多いかもしれませんが、腎機能サポート食として動物病院で推奨されているなど評判のよいフードです。

しかしながら、輸入品は説明書が分かりづらい点や、品質面や購入後のサポートなどにおいて不安があるのも事実です。

そこで、今回はハッピードッグの基本情報に加えて、腎機能サポート食として評判の「サノN 腎臓ケア」について、商品の特徴や口コミ、評価などを解説したいと思います。

 

ドッグフード「ハッピードッグ」の基本情報

まずは「ハッピードッグ」の基本情報からです。


「ハッピードッグ」は、ドイツのバイエルン州で製造されているプレミアムドッグフードです。

近年の高蛋白フードの波に逆らって「過剰なタンパク質や脂質の摂取を控えた自然派レシピ」をコンセプトに開発されています。

原材料へのこだわりも高く、地元の契約農家から仕入れたヒューマングレードの素材が使用されています。また、グルテン・グレインフリー商品もあり、アレルギー対策も万全と言えるでしょう。

一方、日本国内での店頭販売はほとんどされておらず、公式サイトや、大手通販サイトでのオンライン販売が一般的な入手方法です。その他、腎臓サポート用の「サノN 腎臓ケア」は獣医師が推奨フードとして紹介する場合もあり、動物病院で入手可能な場合もあるようです。

 

「ハッピードッグ」の商品ラインナップ

ハッピードッグは、商品ラインナップも非常に豊富です。下記に、シリーズごとのラインナップ商品をまとめました。(参考:ハッピードッグ公式サイト「製品情報」)

 

シリーズ・商品名 説明
スプリーム・ヤング

・ベビー

・ジュニア

子犬期(~1歳まで)と成長期(1~2歳程度)をサポートするフード。粗たんぱく質と粗脂質の含有量が高く設定されている。中型犬以上向け。
スプリーム・フィット&ウェル

・アダルト(ミディアム/マキシ)

・ライトカロリーコントロール

・シニア

成犬以降のスタンダードフード。成犬用は中型犬、大型犬用が用意されており、粒の大きさが調整されている。ダイエット用やシニアも。
スプリーム・センシブル

・6種の味

「ピエモンテ(ダック/魚)」「アフリカ(ダチョウ)」「カリビック(魚)」「ニュージーランド(ラム)」「トスカーナ(ダック/サーモン)」「アイルランド(サーモン/ラビット)」の6種類がラインナップ。

アレルギー対策のため、特定の動物性蛋白質に拘ってつくられたフードで中型犬以上向け。

スプリーム・ミニ

・ベビー・ジュニア

・アダルト

・ライト

・シニア

・6種の味

上記フードの小型犬用。粒の大きさが小さく調整されており、内容量も300gの少量タイプが用意されている。
サノN 腎臓ケア 腎機能が弱っている犬用のフード。蛋白質とリンの含有量が抑えられており、カルシウムとリンのバランスが最適に調整されて、腎臓への負担を軽減する効果が期待できる。成犬以降の全犬種対応。

上記のように、「ハッピードッグ」には拘りのレシピで作られた商品が豊富に用意されています。

犬種や成長ステージ、さらには肥満、アレルギー対応食も充実していて、飼い犬にとって最も適切なフードを選んであげることができますね。

 

ドッグフード「ハッピードッグ」の口コミ評価

では、ここからは実際に「ハッピードッグ」を与えている飼い主さんの口コミを確認し、獣医師目線で分析したいと思います。(参考:Amazonカスタマーレビュー、楽天みんなのレビュー)

■ハッピードッグ「サノN 腎臓ケア」の口コミ

今回は、ネット販売の大手サイト、楽天やAmazonで「ハッピードッグ」を購入された方々が投稿した口コミをご紹介します。なんと口コミのほとんどが腎臓ケア用の「サノN」に関するものばかりでした。そこで、今回は「サノN 腎臓ケア」の口コミを紹介します。

★★★★★(楽天)慢性腎不全のパピヨン♀14歳にあげています。なかなか食べ続けてくれるフードが無くて困っていましたが、このフードは食べ続けてくれています。粒が大きくてシニア犬には食べにくい感じもありますが、見た目よりは柔らかいみたいで、14歳でも食べれます。
★★★★★(楽天)心臓、腎臓が悪いウチのコ達が今一番お気に入りのドライフードです! 調子もとても良い感じです。
★★★★☆(楽天)ほかの療養食は2~3か月程で食べなくなったけど、ハッピードッグサノNは1年半ほど食べてくれてます。BUNの数値は安定、CREはわずかに上昇しているけど、比較的安定。
★★★☆☆(楽天)動物病院の先生が勧めてくれました。とても嗜好性がよいです。
★★★★☆(Amazon)同じようなほかの療法食よりも、とても食いつきが良くて愛犬も気に入ったようです!でも、粒の大きさが大きすぎる。
★★★★★(Amazon)色々試しましたが 1番 おいしいようで、食欲旺盛になりました。数値も安定しているのか、便の様子も良好、元気です。

 

■獣医師によるハッピードッグ「サノN 腎臓ケア」の口コミ分析

上記にてご紹介した口コミはほんの一部ですので、他の口コミも含めて「サノN 腎臓ケア」の評判について、獣医師目線で評価したいと思います。

① 食いつきが良い!

まず、口コミで最も多くみられた良い意見が「食いつきの良さ」についてでした。動物性蛋白質の含有量が他のフードと比べて大きく抑えられているにも関わらず食いつきが良いというのは獣医師としても少し驚きました。

徹底して上質な動物性蛋白源を使用することによって、風味や食感も良い仕上がりとなっていると考えられます。

② 腎機能安定!

腎臓ケアのためにつくられたフードであることから、このフードを使用して「腎機能が安定している」という意見も多くみられましたのは、素晴らしいですね。

粗たんぱく質が12.5%のため腎臓への負荷が大幅に抑えられていると考えられます。腎臓のこと一番に考えて考案されたレシピだからこそ、効果がしっかりと出ているのでしょう。このフードを動物病院で処方食として取り扱っている獣医師がいるのも、納得です。

③ 粒が大きくて不揃い!

最後は少し残念な意見として「粒の大きさ」への指摘が多くみられましたね。他の商品シリーズは、犬種や成長期に合わせて粒の大きさや内容量などが調整されていて非常に使い勝手が良さそうでしたが、残念ながら「サノN」は1種類しか用意されていません。

飼い主のみなさんは、つぶしたり切ったりと工夫して与えていらっしゃるようで、手間がかかる点は難点ですね。近年は小型犬ブームでもあるため、小型犬用の小粒サイズがあっても良いのではと思いますが、製造国ドイツでは小型犬より大型犬が人気なことや、腎機能障害はどちらかというと大型犬(ゴールデンレトリバー、シェパード、ドーベルマン、サモエドなど)に多い傾向があるのため、大きめの粒なのかもしれません。

ドッグフード「ハッピードッグ」の原材料と栄養成分分析

「ハッピードッグ」の主要な2商品の原材料を確認し、さらに栄養成分や品質評価もしていきましょう。下記に、最も日本で流通している商品「サノN 腎臓ケア」と比較のためにスタンダードな商品「スプリーム・フィット&ウェル(ミディアムアダルト)」に含まれている全原材料と栄養成分を書き出しました。

 

スプリーム・フィット&ウェル

(ミディアムアダルト)

サノN 腎臓ケア
トウモロコシ、チキンミール、米粉、家禽脂、サーモンミール、フィッシュミール、ラムミール、ヘモグロビン*、ひまわり油、ビートファイバー*、アップルファイバー*(0.6%)、菜種油、乾燥全卵、塩化ナトリウム、サッカロマイセス・セレビシエ*、塩化カリウム、海藻*(0.15%)、亜麻の種(0.15%)、ミルクシスル、アーティチョーク、タンポポ、ショウガ、カンバ葉、ネトル、カモミール、コリアンダー、ローズマリー、セージ、リコリス根、タイム(ハーブ:0.14%)*、緑イ貝*(0.02%)、イースト抽出物* (*乾燥)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD3、ビタミンE、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビオチン、Dパントテン酸カルシウム、ナイアシン、ビタミンB12、コリン)、ミネラル類(鉄、銅、亜鉛、マンガン、ヨウ素酸カルシウム、亜セレン酸ナトリウム)、天然由来トコフェロール(酸化防止剤として)(*乾燥)

 

トウモロコシ、米粉、ポテト粉末、牛脂、家禽脂、ミートミール(ビーフ、ポーク)、ビートファイバー*、乾燥全卵、加水分解レバー、ひまわり油、モルトスプラウト、サッカロマイセス・セレビシエ*、キャロット粉末、アルファルファ粉末、菜種油、塩化ナトリウム、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD3、ビタミンE、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビオチン、Dパントテン酸カルシウム、ナイアシン、ビタミンB12)、ミネラル類(鉄、銅、亜鉛、マンガン、ヨウ素酸カルシウム、亜セレン酸ナトリウム)その他栄養素(L-カルニチン)、天然由来トコフェロール(酸化防止剤として) (*乾燥)
粗タンパク質:24%以上

粗脂肪:12%以上

粗繊維:3%以下

水分:9%以下

粗タンパク質:12.5%以上

粗脂肪:14%以上

粗繊維:2.5%以下

水分:9%以下

 

まず原材料の中で気になるのは、1番最初に「トウモロコシ」が書かれているところでしょうか。

犬は雑食動物のため、穀類や野菜なども食しますが、オオカミを祖先にもつため主食は動物性蛋白質とも言われています。そのため、近年は動物性蛋白源を置く含んだ高蛋白フードが多く販売されていますよね。
ハッピードッグは、そのような近年の流れに逆行して「蛋白控えめ」のレシピに拘っています。そのため原材料のうち炭水化物(穀類や芋類)の占める割合が高くなります。

蛋白質が豊富なフードは、活動期の犬にとっては筋力を増加させるなど良い効果がありますし、肥満気味の犬にとっても、代謝をあげてダイエット効果が期待できるといった良い点があります。

反面、活動量の低下したシニア犬や腎臓を患っている犬では、高蛋白フードは摂取蛋白質量が過剰となり体への負担が大きくなりがちですので、ハッピードッグのような蛋白質控えめフードが健康維持に効果を発揮するとも考えられます。

その一方で、トウモロコシや米などの穀類は、犬の消化管では消化されにくく消化不良を起こすリスクというのもあります消化不良をおこすと、様々な栄養の吸収が妨げられる上に、食欲不振などに陥って免疫力が低下してしまいます。

ハッピードッグを飼い犬のフードにと考えていらっしゃる場合は、体調を確認しながら、必要に応じて獣医師と相談の上で与えるようにすると良いでしょう。

その他、海藻や線維性野菜なども含まれており、腸内環境を整え便通をよくするといった工夫も感じられます。また、酸化防止剤として天然のトコフェノールが使用されています。人工添加物不使用で安心できるドッグフードと言えるでしょう。

 

ドッグフード「ハッピードッグ」のコストパフォーマンス

では、最後にハッピードッグのコストパフォーマンスについてみておきましょう。ドイツ製の輸入品であることや、動物病院で推奨されることもあるフードということから、非常に高価なのかと心配される方もいと思いますが、実際の販売価格はどうなのでしょうか。

 

スプリーム・フィット&ウェル

(ミディアムアダルト)

1kg:約2,100~2,500円
サノN 腎臓ケア 1kg:約2,300円

 

ハッピードッグシリーズは、小型犬シリーズを除いて1kgが最も少ない容量となっているます。今回は最少の1kgサイズの価格を調べました。すると、スタンダードな「スプリーム・フィット&ウェル」と「サノN 腎臓ケア」の価格に大差はなく、約1kgあたり2,200円で販売されていました。
給餌目安は、標準的な体重10kg前後の犬では、いずれも150gということから、1日あたりのコストは約330円となりました。スタンダード食としてはやや高い印象ですが、腎臓ケアの療養食としてはそれほど高くないでしょう。

このような点からも、日本では「サノN 腎臓ケア」以外の商品があまり流通していない理由がわかりますね。

 

【まとめ】ドッグフード「ハッピードッグ」の総評


「ハッピードッグ」は、ドイツ製のプレミアムドッグフードです。

犬種や成長ステージ、健康状態などに合わせて豊富な商品が取り揃えられていますが、日本国内で流通している多くが腎臓サポート食の「サノN」です。
この「サノN」の口コミでは、「食いつきの良さ」や「腎機能の安定」といった良い評価が多くみられました。

一方、小型犬やシニア犬に与えている飼い主からは「粒が大きい」という指摘もあります。

また原材料では、ハッピードッグシリーズの基本コンセプトとして“蛋白や脂質含有量を抑え自然な”とあることから、トウモロコシなどの穀類も含む炭水化物を比較的多めに含んでいる傾向にあります。穀類による消化不良や食物アレルギーへの注意や、食欲旺盛で量を欲しがる犬には炭水化物の摂りすぎによる肥満に注意が必要です。

体調変化に留意し、必要に応じて獣医師に相談しながらフードをお試しされることをおすすめします。

このサイトでは他のおすすめドッグフードについても解説していますので、併せてご覧いただけますと幸いです。

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