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【カナガンドッグフード】人気製品の口コミ評判は?栄養成分や品質・コストも徹底解説

ペットフードは、かつては副産物から作られるのが当たり前でした。しかし、近年のペットブームと2009年に制定された『愛玩動物用飼料の安全性の確保に関する法律(通称:ペットフード安全法)』によって、原材料の表記が義務付けられたことからペットフードの品質は大きく変化しました。その流れにのり、プレミアムフードと呼ばれる高品質なフードがたくさん登場しましたが、その先駆け的な存在であり、現在も愛犬家から高い人気を誇っているのが『カナガン』です。

無添加・グレインフリー・ヒューマングレードの3拍子揃っているにも関わらず、他のプレミアムフードと比べてコストパフォーマンスも高く文句のないドッグフードです。高い人気の秘訣を探るため、実際の口コミや栄養成分などについて獣医師目線で解説したいと思います。

カナガンドッグフードの基本情報

カナガンドッグフード製造販売元は、高級ペットフードの正規輸入代理店でもあり、プレミアムペットフードの製造販売もしている、『レティシアン』というイギリスの会社です。イギリスなど欧米のペット先進国では、日本と比べてペットの健康や福祉に対する基準が高く、もちろん食事も人間と同様にこだわったフードが与えられています。そんな流れを日本に取り込んだプレミアムフードの先駆者的な存在の会社です。

レティシアン社はイギリスに本社がある会社ですが、日本の東京にも支店があり、日本での在庫管理や販売を行っています。輸入品ですが、日本支店で日本語での問い合わせ対応などにも応じてくれるため安心して購入することができます。

 

カナガンドッグフードの口コミを徹底検証

そんな日本でのプレミアムフードの先駆けとなった「カナガンドッグフード」は、既に日本でも多くの愛用者がいます。新しいプレミアムフードがたくさん販売されてきている中で、どのフードが良いか迷っている方にも、カナガンは口コミも多く購入時の参考にできて良いでしょう。それでは、実際にカナガンドッグフードに対する口コミを「良い評価」「悪い評価」ともに気になったものをピックアップして獣医師目線で検証したいと思います。(参考:amazon『カナガンドッグフード』口コミ)

■まずは良い評価から3

①★★★★★

うちは4歳のトイプードルですが、いまだにフードは気に入ったものしか食べない子です。
値段は高かったですが、わんこの食いつきもよく、このフードに変えてから完食しています。
お腹の調子もいいみたいで、快腸です。

②★★★★★

わりと好き嫌い多い子ですが問題なく食べてくれてます。
飽きるというより、「おおっ!これ美味しいかもっ!」みたいな感じで1週間くらい経ってからのほうが食いつき◎です笑
匂い?も特に気になりませんでした。自然なものってこんなもんなんじゃないですかね???
涙やけもマシになってきたのでしばらくは続けてみます。

③★★★★☆

8か月のチワワです。
引き取ってからしばらくは食より遊びが先で食べることに執着なく、且つ毎月下痢をしていました。
安定してきたためカナガンに変更し、食べることの楽しみを覚えてくれました。今は大好きなようです。

【獣医師目線での評価・感想】

良い評価の中で、多くの飼い主さんたちが挙げていたポイントは「食いつき」「腸(便)の調子が良い」という点でした。

まず「食いつき」については、実際にカナガンドッグフードの公式ホームページでも「モニター犬が100%食べた」という報告がされています。日本の会社では、危機管理の点からも100%(=絶対に食べる)という数字は出さないだろうな、という個人的な感想はございますが、それだけ食いつきには自信があるということでしょうね。犬は、人間と比べて嗅覚が約3000万倍と言われています。10kmほど離れた場所にいる発情期の雌犬をかぎ分けることもできますし、最近の研究では癌の人の尿の臭いもかぎ分けることがわかってきています。犬にとって、この我々人間には想像もできないほど発達した嗅覚は、当然物を食べるかどうかの判断にも重要な役割を担っています。人間がフードの香りをどう感じるか、などとは次元の違うレベルで「食べることができるかどうか」「食べたいか」を判断しているのです。犬は、腐敗臭や香水(花や葉の香り)は好まない傾向にあり、カナガンドッグフードにはハーブが含まれているため、獣医師目線では、好まない犬もいるのではないかな・・・と感じます。

一方、「腸(便)の調子が良い」というのはカナガンドッグフードが消化に良いフードの証といえますね。こちらについては、次の「カナガンドッグフードの品質評価」のところで、原材料の解説と合わせて詳しく検証したいと思います。

その他、「涙やけが軽減した」「毛並み(毛艶)が良くなった」という意見も比較的多くみられました。涙やけや目やにの有無、毛並みは犬の健康を最も表すバロメーターの1つです。とくにタンパク質や脂質の質が良い証だと考えられます。カナガンドッグフードで健康な状態を保つことができているということでしょう。

 

■続いて悪い評価から3

④★★☆☆☆

8ヶ月のマルチーズを飼っています。これまで3種類のドッグフードを与えましたがなかなか食べないため、食い付きが良いと謳うカナガンを購入しましたが、結果は大きく変わらず
ただこれまでは匂いを嗅いで、「プイっ!」という感じでしたが、口の中には入れるようにはなりました。しかし結果的には吐き出すので、匂いは嫌いではないものの固さか味が好みではないのかも知れません。

⑤★★☆☆☆

涙焼け対策に購入しましたが、少し軽減しましたが、フンのにおいが強いのと粒が大きくて、結局別に変更しました。

⑥★☆☆☆☆

何でもよく食べる子達なので食べましたが,ほんの数粒混ぜただけなのに,数日後から軟便になり,一向に改善されなかったので,10日ほどで止めました。
粗タンパクと脂質が高いので,小型犬(3kg以下)には向いていなかったのかもしれません。
もったいないので,ほとんど残ってしまったものは,知り合いの大きいワンちゃんを飼っている方に貰っていただきました。その子は問題なく,よく食べるそうです。

【獣医師目線での評価・感想】

悪い評価の中で、多く挙げられていて気になったポイントは「食いつき」「便の状態が悪くなった」という点でした。良い評価と同じ点が挙がっているというのには、少し驚きますよね。飼い主さんも購入するかどうか迷うでしょう。

まず「食いつき」については、先ほどお話した通り犬は匂いで多くのことを判断しています。これまで長く別のフードを与えてきた場合は、違う臭い=食べたくないという判断をする子もいます。また、カナガンは人工保存料を使用しない代わりにハーブ(とくにローズマリーの抗酸化作用)などで酸化防止をしています。このような臭いを好まない犬は全く食べない可能性もあると思います。(そのため、100%の食いつき!という表現は、モニター犬の場合はということをもう少し強調しておく必要があるでしょう。)

一方、「便の調子が悪くなった」というのは、カナガンドッグフードに含まれている原材料に対するアレルギーを起こしている可能性が考えられます。あるいは、これまで炭水化物などがメインのフードを与えていた場合は、急に消化吸収の良いタンパク質をたくさん摂取したことによる単純な腸の反応という可能性もあるでしょう。アレルギーではなければ1か月も続ければ落ち着くのではないかと考えます。アレルギーの可能性については、実はカナガンドッグフードに多く含まれる「チキン」や、穀類の代わりに含まれている「豆類」にアレルギー反応を示す犬も少数ですがいます。グレインフリーだからといって絶対にアレルギーを起こさないということではないので、注意しましょう。

悪い評価となっているものは、いずれも飼い犬の体質や好みに「カナガンドッグフード」が合わなかったということだと考えます。価格が高いフードであれば、それだけ飼い主さんの期待は高まるため批判も強くなります。合わない犬もいるということを覚悟し、まずは初回お試しなどを申し込むと良いかもしれません。

 

カナガンドッグフードの品質評価

ここからは、『カナガンドッグフード』がどうしてプレミアムフードとして定番の人気フードになったのか、その理由を考えていきたいと思います。結論からいうと、人気の理由は原材料や品質へのこだわりです。ここでは、“こだわりの原材料”と“ヒューマングレード”の2つのポイントに注目し、カナガンの高品質の理由を獣医師目線で解説したいと思います。

【原材料】カナガンに含まれている全ての原材料を確認!

まずは、『カナガンドッグフード』に含まれるすべての原材料を書き出してみました。

骨抜きチキン生肉26%、乾燥チキン25%サツマイモ、エンドウ豆、ジャガイモ、エンドウタンパク、アルファルファ、鶏脂3.1%乾燥全卵3.1%、チキングレイビー1.6%、サーモンオイル1.2%、ミネラル(硫酸第一鉄水和物、硫酸亜鉛一水和物、硫酸マンガン一水和物、硫酸銅(II)五水和物、無水ヨウ素酸カルシウム、亜セレン酸ナトリウム)、ビタミン(ビタミンA 16,250IU/kg、ビタミンD3 2,400IU/kg、ビタミンE 240IU/kg)、グルコサミン1000mg/kg、メチルスルフォニルメタン(MSM1000mg/kg、リンゴ、ニンジン、ホウレンソウ、オオバコ、海藻、フラクトオリゴ糖、コンドロイチン700mg/kgカモミール、セイヨウハッカ、マリーゴールド、クランベリー、アニスの実、コロハ

 

まず注目するのは、原材料の1番目と2番目の“チキン”で、生と乾燥を合わせて全原材料の50%以上を占めています。他にもエンドウ豆、エンドウタンパクなどタンパク質は含まれていますが、犬にとって良質なタンパク質は肉や魚などの動物性由来タンパクであり、この【高蛋白】である点が、カナガンの品質の高さを示しているポイントの1つでしょう。

また、アレルギー源となりやすい「穀類(グレイン)」を含まない【グレインフリー】。その代わりに、サツマイモやエンドウ豆などの炭水化物を豊富に含む原料が使用されています。カロリー調整や腸の機能改善に期待できるでしょう。

一方、卵が3.1%含まれています。乾燥全卵にはタンパク質やカルシウムなどの重要な栄養素も含まれていますが、卵は稀にアレルギー源となります。比較的含有量が高いことから、カナガンの悪い口コミの中にあった“下痢や涙が増える”といったアレルギー症状を示したという犬の中には、卵のアレルギーが原因だった可能性もあります。(先ほども口コミ検証で書きましたが、チキンがアレルギー源の可能性もありますよ。)

さて、最後に注目するのは多くのハーブが含まれている点です。カナガンドッグフードは【無添加】で、合成着色料や香料はもちろん人工の酸化防止剤も含んでいません。先ほども説明した通り、マリーゴールドは抗酸化作用が強く天然の酸化防止剤の役割を担っていると考えられます。一方、これらのハーブの香りは、犬の好き嫌いを分けるポイントにもなってしまうでしょうね。

【製造工程】ヒューマングレードとは?

原材料については詳しくわかったので、続いては製品としての安全性についてみていきましょう。

カナガンドッグフードは【ヒューマングレード】というのも売りの1つとしています。このヒューマングレードってどういうことか詳しく説明したいと思います。よく「ヒューマングレード」とは「人間が食べられるレベルのもの」で、「4Dミート」など人間の食用とすることを禁止されている原材料が使われていないので安心・安全だという説明をされているのを見かけます。

しかし獣医師であり食品や医薬品の安全性という観点でいうと、原材料が「人間が食べられるレベルのもの」を使用しているからと言って、我々が口にしても良いというものでもありません。原材料が加工される工程の衛生面、さらに保管条件なども人間用の食品では厳しく規定されています。そして、検査体制もしっかりとしており、例えば製品100個につき1サンプルは細菌検査を実施することが義務づけられていたりします。この検査で規定より多くの細菌などがみつかると、同じロットの全商品を回収しないといけなかったりします。

ペットフードにおいて、「ヒューマングレード」と表記されている場合の明確な規定は現在のところございません。したがって「原材料の肉がヒューマングレード」という意味だけかもしれないのが現状です。獣医師としてペット用フードを試しに食べてみるということは決してお勧めいたしません。

と、少し話がそれましたが、カナガンドッグフードは原材料が「人間が食べられるレベルのもの」であることに加えて、イギリスのヒューマングレードの工場と契約し製造をおこなっています。この工場は、イギリス国内で認められた施設であることはもちろん、国際規格のランクAも取得している工場で、製造工程の衛生面などにいたっても一切心配する必要はないと言うことができます。(だからといって、試しに食べてみるということはやはりお勧めしません。)

 

カナガンドッグフードの栄養評価

ここまでカナガンドッグフードの品質を検証するため、『原材料』と『製造工程』について詳しく説明してきました。ここからは栄養面についても獣医師目線で評価したいと思います。品質面では申し分ないことがわかったカナガンですが、栄養面ではどうでしょうか。含まれている栄養成分などから、健康への効果やリスクを考察していきたいと思います。

下記はカナガンドッグフードの栄養成分分析値です。

◆主要栄養成分表

粗たんぱく質 33 %
粗脂質 17 %
粗繊維 3.5 %
水分 8.5 %
カロリー(100 gあたり) 361 kcal

 

チキンが原材料の50%以上をしめていたことからもわかるように、粗タンパク質が非常に高いです。たんぱく質は、身体のすべての細胞をつくるうえで重要なものです。とくに筋肉や骨、軟骨、関節などをつくるために必須の栄養素であり、6歳くらいまでの若くて元気な成犬、さらに筋肉質な犬種(大型犬や中型犬)では全ステージを通して適したフードであると考えられます。

チキンは、脂質含有率も多くなく少なすぎずというバランスの良い蛋白源です。そのため、フード全体の粗脂質も17%となっており、非常にバランスの取れた栄養成分といえるでしょう。サツマイモやアルファルファなどの繊維質の多いものを含まれており、腸への良い効果が期待できます。

◆その他の栄養素

その他の栄養素としては、オメガ3系の不飽和脂肪酸(αリノレン酸を含む)が0.9%というのは非常に優秀なフードであると感じるポイントの1つです。オメガ3脂肪酸は、皮膚や毛並みをよくする効果があり、とくにアトピーなどの皮膚炎を予防する効果が期待されています。通常チキンメインのフードでは0.30.5%程度というのが一般的で、0.9%は高い含有率と言えるでしょう。

また、カルシウム・リン・マグネシウムなどのミネラルは、骨の成長に十分な含有量となっています。やはり成長期の犬におすすめのフードと言えますね。

 

カナガンドッグフードのコストパフォーマンス

これまで品質面・栄養面についてみてきましたが、結局良いフードであり、飼い犬が気に入って食べてくれたとしても飼い主さんが続けられるかどうかは「コスト」にかかっています。ここからはコストパフォーマンスについて考えてみたいと思います。具体的に、小型犬と大型犬でコストを比較してみましょう。他のフードとの比較も重要なポイントですね。

<例15歳、体重4kgのトイプードル、1か月の食事代は?

1日の食事量は、体重5kg75120gとの記載より「100g」と仮定します。

・公式ホームページの定期便で、1袋(2kg)あたり約3,600円なので、1日あたりの食事量100gは「180円」⇒1か月のフード代は「約5400円」となります。

<例25歳、体重30kgのゴールデンレトリーバー、1か月の食事代は?

1日の食事量は、体重30kg200380gとの記載より「300g」と仮定します。

・公式ホームページの定期便で、1袋(2kg)あたり約3,600円なので、1日あたりの食事量300gは「540円」⇒1か月のフード代は「約16200円」となります。

 

今回は例として、小型犬の人気犬種「トイプードル」と、大型犬の人気犬種「ゴールデンレトリーバー」をモデルに1か月の食事コストを算出してみました。やはり、品質そこそこのお手頃価格のドッグフードと比較すると約2倍のコストがかかります。とくに大型犬では与えるフードの量が多いため、コスト増が顕著ですね。

 

しかし、高蛋白・無添加・グレインフリー・ヒューマングレードといったプレミアムフードの中では、「カナガンドッグフード」はコストが抑えられている方で、コストパフォーマンスの高い商品だといえます。また、モニターに応募すると「100円でお試し」ができますし、定期購入でも2袋まとめてなど購入金額に応じて最大20%OFFになるなど、お得に入手する方法も用意されています。健康的な生活のために、プレミアムフードを与えたいという拘りがある飼い主さんにとっては、カナガンドッグフードは魅力的ですね。人気の秘訣は、最後はやはりコストパフォーマンスの高さだと言えるのかもしれません。

 

カナガンドッグフードの総評

プレミアムドッグフードの種類がどんどん増えてきた中で、飼い主さんはどれを選ぶと良いか迷ってしまっているのではないでしょうか。口コミなども少ないと不安ですし、多いとさらに判断に迷ってしまうことになりかねませんよね。

今回はプレミアムフードの先駆け的な存在であり、現在も安定した人気を誇っている「カナガンドッグフード」について詳しくみてみました。

獣医師目線では、品質や栄養素は言うことなしである一方、「食いつき100%」という記載にはやや疑問を感じる点もあり、率直な意見を交えながら評価をしてみました。ペットフードを変えるときは、健康面でなんらかの悩みや不安がある場合も多いと思います。品質が良いからといってフードの効果を過信しすぎず、まずは少量から試してみることをおすすめします。

本サイトでは犬の健康を配慮したドッグフードの選び方なども解説していますので、併せてご覧いただけますと幸いです。

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