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顔色を観察することで分かる愛犬の健康状態!

日常的な行動や仕草から分かる愛犬の健康状態を知ることが出来ますが、それと同じくらいに健康状態が反映されているのが愛犬の顔色です。
顔色といっても毛で覆われているイヌの顔の色の変化が見えるわけではなく、表情や眼、口、鼻、耳といった露出の多い部分の状態のことです。

愛犬の顔から分かる体調の良し悪し

一日に一度は愛犬と顔を合わせて話しかけている飼い主ならば、愛犬の表情の変化も直ぐに分かります。

鼻水が出ている、目ヤニが多い、口臭が臭い、耳をやたら触るといったように、顔の表情や状況に出てくる病気も全てを網羅して説明するのが難しいくらいの種類があります。

また、何か辛いときには顔が歪みますし、目を合わさないこともあるかもしれません。

そんな時には、顔ではない体のどこかにトラブルが起こっている可能性もあります。

愛犬の表情を念入りに観察し、顔を近づけることで臭いの変化なども注意することはとても大切なことです。

気になる症状があった時や顔の周りを擦るような素振りが続くようであれば、病院を受診した方が良いのかもしれません。

眼や眼の周りに注目!

イヌの眼というのは人に比べて動くものを捉える動体視力が良く、視野も広くなっています。

自分の身の周りで何か動いたらすぐにわかるようになっており、狩りをするのに適した目力ということになります。

また、上下に動く普通の瞼に加えて瞬膜とよばれる左右に動く瞼のようなものがあり、眼を開いたままでも眼球が乾かないようにすることが出来ます。

多くの動物が瞬膜を持っており、ほとんど目を閉じることなく凝視することが出来るようになっています。

野生の動物は瞼を閉じる一瞬が命取りになることもありますし、逆に、獲物を逃すことにつながることもあるからです。

寝ているとき以外はあまり目を閉じることが無く、円らな瞳で凝視することがたまらないという飼い主もたくさんおられるようです。

愛犬と対面すると最初に目が合うと思いますが、眼から得られる病気の情報もあります。

白内障

高齢犬が白内障になりやすいことは結構知っている人も多く、血糖値が高くなりがちな肥満期間が長い高齢犬では高確率で白内障になります。

白内障というのは黒目が白っぽく見える病気で、眼球の中にある水晶体という組織が白く濁ってしまっている状態です。

イヌはもともと視力が弱いのですが、白内障になるとより見えにくくなり、物にぶつかったり溝に脚を取られたりする、といった散歩中の行動が目につくようになります。

最初の内はうっすら白く見える程度ですが、放置すると白い部分が徐々にはっきりするようになってきます。

人間と同じで、血糖値が高い状態が続く糖尿病が悪化することで起こる場合もあります。

加齢に伴って起こる水晶体が固くなってくる角硬化症と呼ばれる病気もありますが、水晶体が硬化することによって白っぽく見えるようになるためであり、白内障と異なり大きな視覚障害は無いそうです。

また、目にゴミが入って起こる角膜炎でも青白く見えることがあるそうですので、眼を痒がるようなしぐさが目立つ場合は角膜炎の可能性もあるということです。

結膜炎

異物の侵入や感染症によって起こる結膜炎では、白目部分が充血したり涙が多くなったりすることによって目ヤニが目立つようになります。

とにかく痒いので脚で目の部分を掻こうとするだけでなく、顔を壁や床などに擦る付けるような行動をとるようになります。

結膜というのは瞼の裏側から白目につながる部分で、不潔な状態になると感染症などが起こりやすい場所でもあります。

眼球の粘膜を乾燥から保護するために瞼から脂質が出ていますので、涙が多くなると目ヤニが多くなるのは健康なイヌでも起こります。

ただし、目ヤニを放置すると目ヤニに微生物が繁殖して結膜炎を起こすこともありますので、痛がっても目ヤニはこまめに取るようにしましょう。

マイボーム腺炎

高齢犬では、瞼にイボのようなものができる場合があります。

愛犬家は何かヤバいできものではないかと危惧することが多いのですが、これはマイボーム腺炎と呼ばれる病気で、いわゆる、ものもらいとも呼ばれる症状です。

マイボーム腺というのは眼球の潤滑剤の役目をする皮脂と似たような成分を分泌する器官で、ちょうどまつ毛が生えている毛穴に存在しています。

マイボーム腺から分泌される脂肪分に微生物が感染して起こるのがマイボーム腺炎と呼ばれる病気で、これがあるからといって失明するようなことはありません。

しかし、炎症ですのでかゆみや痛みを伴うことがあり、目ヤニもやたらと出るようになりますので、悪化しないという保証はありません。

あまり大きくなる場合には眼球の動きを遮ることもありますし、視界も悪くなってしまいますので、高齢だからと放置せずに治療をした方が良いかもしれません。

肝炎

イヌの白目をあまり見ることは無いかもしれませんが、肝臓に炎症が起こる急性肝炎慢性肝炎、あるいは、肝硬変などによって黄疸が出ると、白目が黄色っぽく見えます。

鼻水だけでなく鼻から異常な音は聞こえてきませんか?

「イヌの鼻は乾いていると病気?」というように心配する人がいます。

視力が悪いイヌにとって嗅覚は大切で、人間の100万倍とも言われています。

他方、イヌの嗅覚は1,000倍から1億倍という説もあり、何倍かというのは大きな意味は無さそうですが、嗅覚が優れているということは間違いなさそうです。

しかも、臭いを嗅ぎ分けるにも得意なものと苦手なものがあり、花の匂いやあまり縁のない人工物の臭いにはそれほどでもないのに、動物が発する有機物の臭いには極端に敏感に反応します。

散歩の途中で電信柱などの臭いを一心不乱に嗅いでいるのも、知り合いの臭いかそうでないかを嗅ぎ分けることで確認しています。

そんな鋭い嗅覚を補助しているのが、鼻先の湿り気と鼻の粘膜の構造です。

空気中を漂う有機物の臭い成分を捕捉するには鼻は湿っている方が効果的であり、臭い成分が付着しやすくなっています。

言い換えると、湿っている状態がイヌにとって理想的な状態ということです。

鼻が乾いている状態というのは水分が蒸発していることを意味し、何らかの原因によって熱を持っている可能性があります。

イヌの鼻の内部は涙腺とつながっており、常に微量の水分を鼻の粘膜と鼻先に供給するようにできています。

寝ているときには涙腺からの分泌も抑えられており、寝ているときはもちろん睡眠の前後でも乾いています。

寝起きに鼻を一舐めするのは、起きて活動するために臭いを感知するための準備のようなものです。

覚醒してからは涙腺から水分が供給されるので、通常は舐める必要がありません。

小型犬の中には生まれつき涙腺が細かったり、何らかの病気で詰まったりしているイヌがいるそうですが、そのようなイヌはやたらに鼻先を舐めて乾くのを防ぐ仕草が目立つようになるので、動物病院を受診した方が良いかもしれません。

イヌの鼻の内部の構造はというと、粘膜がひだ状になっており人間に比べて表面積が非常に大きな構造をしています。

空気中を浮遊する臭い成分をより多くの粘膜で補足して、微量の臭いを嗅ぎ分ける嗅覚を維持しているというわけです。

一方、粘膜が広いということは、臭い成分以外の物質もより付着しやすくなっています。

膨大な面積の粘膜を持っているということは、それだけ浮遊しているカビの胞子やウイルスなどの異物も吸着しやすくなっていますので、鼻腔内の感染症のリスクも高くなってしまいます。

すなわち、感染症や花粉の影響によって起こる鼻水やクシャミといった鼻炎の症状が出ることもあります。

ちなみに、イヌの鼻が長いのはより多くの粘膜を収納するためであると言われており、鼻が短いシーズーなどは嗅覚が劣っていると言われています。

鼻炎やイヌの風邪とも言われるケンネルコフ等の感染症は言うまでもなく、鼻腔や副鼻腔に扁平上皮癌などの悪性腫瘍ができると鼻水が頻繁に出るようになり、腫瘍の影響で出血や顔が変形するようなこともあります。

また、鼻水が酷い状態を放置していると鼻腔と隣り合わせの副鼻腔で炎症が起こり、副鼻腔炎、いわゆる蓄膿症に発展することもあります。

副鼻腔炎では最初の頃に出ていた水のような鼻水から粘りのある黄色い鼻水に変わってきますし、鼻が詰まって呼吸がし辛くなりやたらと鼻を擦るようになります。

鼻筋の横の部分が炎症の影響で腫れてくるので、人相ならぬ犬相が変わってきます。

耳の臭いは大丈夫?

イヌにとって、嗅覚と並んで特徴的なのが聴覚です。

イヌと人間では聞こえる音の範囲が大きく異なっており、高波長の音を聞き取れるようになっています。

人間が聴き取ることが出来る音波の上限は20kHzであるのに対し、イヌは65kHzの音を聞き取ることが出来ます。

また、3kHzから12kHzはイヌが最も得意としている音域で、僅かな物音でも敏感に反応することが出来ます。

これらの特徴は、野生にいるイヌが敵やエサとなる小動物の接近を察知するために発達したもの、と考えられています。

愛犬が番犬になるというのも、僅かな物音にも反応するイヌの特性から来ているものです

イヌにとって大切な聴力を担う耳の形は犬種によって様々なものがあります。

イヌの耳の形状は大きく分けるとピンと立っている耳と垂れている耳に分けられます。

ピンと立っている耳を持つイヌよりも耳が垂れているイヌの方が聴力は弱そうに見えますが、実際には大きな差があるわけではないというデータもあるようです。

ただし、垂れ耳のイヌは耳の中に異常が起こっても分かりにくいので、特に注意が必要です。

人間は耳垢を綿棒や耳かきで掃除しますが、飼い主がケアしなければイヌは耳の中をケアすることはできません。

耳に違和感があるときには前足で耳の上からたたいたり擦ったりできるだけですので、内耳、中耳、外耳のどこかに炎症が起こって耳の中に痛みや痒みがあるというサインかもしれません。

中耳炎内耳炎では難聴になり音に対する反応が鈍くなってしまいますし、外耳炎では耳が臭くなると共に黒い耳垢がやたらと目立つようになります。

もちろん、イヌも歳をとると耳が聞こえにくくなってきますので、高齢犬の内耳炎中耳炎というのは分かりにくいかもしれません。

そんな時でも、炎症が悪化した状態では、耳が臭くなると共に前足で耳に触れる行動や首を振る頻度が高くなります。

また、ダニが住み着きやすいイヌの場合には、耳の中にダニが入り込んで耳の中に溜まった耳垢を餌にして繁殖することで起こる耳疥癬という病気もあります。

耳疥癬の原因となるダニはミミヒゼンダニと呼ばれるダニで、イヌの耳に好んで寄生するという特殊なダニです。

耳の中が不潔になると繁殖し、耳が黒ずみ耳から悪臭がすることになります。

口は臭いだけでなく、歯茎や歯の状態も確認しましょう!

イヌの歯を掃除するチューインガムが市販されていますが、牙の先端部分の汚れを取るだけですのでしっかりとした歯磨きをすることが大切です。

イヌの口の中は、人間よりもはるかに多くの細菌が潜んでいます。

食べかすが歯の隙間に溜まると、それを餌に細菌が増殖し歯垢が溜まり石灰化して歯石になってしまいます。

歯石の中に細菌が蔓延すると、歯肉炎歯周炎といった歯茎の炎症が起こり、歯周病へと発展することになります。

歯周病になると、炎症によって歯茎が赤く腫れあがり。口臭が強くなってきます。

歯茎が収縮することで露出している歯が増えて、やがては歯がぐらついてくることになります。

また、イヌが硬いものをがりがりと噛んだときなどに歯に傷が付いたりヒビが入ったりして、傷口から細菌が侵入して起こる歯根膿瘍という病気があります。

侵入した細菌は亀裂を通って奥にある歯根と呼ばれる歯の付け根まで到達し、歯根の炎症を引き起こしやがては膿が溜まることになります。

歯の傷に気が付けば良いのですが、中々気付けるものではありません。

通常は、炎症による顔の腫れや化膿に伴う口内の異臭でようやく気付くことになるケースが多いようです。

気付かずに放置すると歯根に隣接する歯槽骨にまで広がり、歯槽膿漏になってしまうこともあります。

もっとも、そうなる前に炎症による痛みがありますので患部を気にする素振りがありますし、食欲も極度に低下します。

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