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老化現象が認められる愛犬のケアは早めに!

 

愛犬の老化が始まったことを可能な限り早く発見して、飼い主が適切なケアをしてやることは愛犬の老後の生活にとって大切なことです
十分にケアすることで、老化を止めることは無理でも進行を遅らせることができるかもしれませんし、愛犬が死を迎えるまでの期間を快適とまではいかないにしても、辛いことを強いることがないようにしてやることはできます。

生きている限り歳をとるのは当たり前のことであり、歳をとれば体の機能が低下し不自由なことが起こってくるのは必然です。

電車に体に不自由のある人をケアする専用シートがあるように、愛犬が高齢になったときにもケアしてあげる必要があります。
もちろん、治療できるものであれば動物病院で直してもらうのがベストですが、経済的な理由や治療の伴う愛犬への負荷なども考えると治療は難しいということもよくある話です。
飼い主ができることは、治療のためにお金を出すことだけではありません。
愛犬の死に立ち会うときに「こんなことをしてやれば良かった」、「あの時はさぞや苦しかっただろうな」と悔やむことがないように、できるだけのことをしてあげて欲しいものです。

さて、老化現象は突然現れるものではなく、最初は軽い症状があるだけですし、徐々に進行するというのが一般的です。
そして、老化による負荷が限界を超えたときに、老化速度が加速して愛犬が一気に老け込んでしまうことになります。
高齢とされる年齢に近づいてきたら愛犬の行動をよく観察して、「あれっ?」と思う程度の軽い段階で老化に伴う体のトラブルに気付くことができれば、いくらでもケアできることがあります
散歩のときに配慮したり、食事のケア、寒さ・暑さ対策、さらには、不足する栄養素を補ったり健康効果が期待される食品成分といった愛犬用のサプリメントもあります。
さらに、これまで説明してきたような老化現象からも分かるように、若く元気な時の不摂生が老後の生活を窮地に追いやるということもあります。
すなわち、元気な時から老後のことも考えて愛犬と暮らすことも、大切になってきます。

足腰が弱ってきたときのケア

散歩のときに足を引きずったり、散歩に行くことを嫌がったりするようであれば、足の怪我か加齢に伴う関節痛や筋力の低下が原因となっていることが最も多いと考えられます。
また、歳をとると骨の再生能力が低下して酷くなると骨粗しょう症を発症するケースもあり、無理やり歩かせたり溝に足を取られたりすると骨折する可能性もあります。
とはいえ、痛そうにしているから散歩を止めるということになると、ますます足腰が弱くなることにつながり老化を促進することになってしまいます

散歩のペースダウン

散歩を止めてしまうと筋肉を使う場面が激減するために、筋肉の退化が起こり始めてしまいます
また、骨の形成にもある程度の刺激と紫外線を必要としますので、カルシウムやビタミンなどの骨形成に必要な栄養素だけでなく外を歩くという行為は大切になってきます。
筋肉にしても、骨や関節にしても、老化によって歩けなくなるようなことがないようにするためには無理のない範囲で散歩することが重要になってきます


苦しそうだから「散歩を止めておこう」などという過保護の考え方は、愛犬の老化を促進することにつながるというわけです。
愛犬の様子をうかがいながら無理がない範囲で運動させるようにしましょう。
犬種にもよるでしょうが、走りまわったり飛び回ったりする必要はありません。
30分以上歩く行為そのものが大切なわけですから、歩く速度や距離を短くして遊ぶような散歩をすればよいわけです

段差や障害物を減らす!

筋力が正常であるときには階段や歩道の段差の昇り降りはこなすことができますが、段差を移動するときの関節に対する衝撃は辛いものです。
愛犬に関節の痛みなどが懸念される時には、散歩のコースを段差がないあるいは少ないように見直すことも大切です
トイプードルのように足の筋肉に自信がありソファーの上などに飛び上がることの多い室内犬は、椅子用のスロープやステップ(安いものだと3,000円前後から販売されています)を準備して室内の障害物も減らすようにすることが効果的です。

肥満の解消が歩きづらさを回避する

関節通では段差がきついということをお話しさせていただきましたが、体が浮き上がって着地するときの衝撃が傷めた関節に負荷を与えるからです。
当然ですが、自重が重い時には、段差どころか普通に歩いているだけでも、関節に衝撃を与えてしまいます。
子供のころからおやつの与えすぎなどで長期にわたって肥満状態にあるような愛犬は、高齢になった時に関節痛を発症することが多くなってしまいます。


足腰が弱っている肥満気味の老犬では、肥満を解消する、いわゆる、ダイエットも有効です。
とはいえ、愛犬の肥満解消は意識が低い、というよりか、無い分だけ人間のダイエットよりも大変ですし、足腰の負担を減らすためのダイエットとなると運動も期待できません。
おやつを与えない、人間の食事を分け与えないといったことは基本ですが、ダイエット用のドッグフードを利用するのも考えた方が良いです

また、ダイエット用のドッグフードを見ていただくと分かりますが、肉は低脂肪のチキンを使用し食物繊維が豊富になっています。
すなわち、通常のドッグフードのままでも量を減らし、満腹感を補うために食物繊維が豊富な野菜や鳥のささ身を蒸してほぐしたもので補填する方法でも効果が期待できます
どうしてもおやつを欲しがるようであれば、与えないことがストレスになってもいけませんので、可能な限り小さくちぎって与えるのも一つの手段です。


どんなに小さな欠片であっても、犬がおやつを一つ貰ったという感覚に変わりはありません

参照元:dogoo.com 犬のダイエット、痩せるのに成功した減量方法のコツ
https://www.dogoo.com/toukou/dogqa/health/diet2.htm

サプリメントで関節ケア

高齢犬用のドッグフードの成分表示を見てみると、グルコサミン、コンドロイチン、コラーゲン、ヒアルロン酸などが添加されていることが分かります。
これらの成分は、どれも通常は体内で合成されている関節を構成する、あるいは、関節を円滑に動かすための成分です。
加齢によって代謝能力が低下してくると、次第に減少して、関節の動きがギスギスしてくるために関節痛が発生しやすくなります。
人間の関節ケア用に、コンドロイチン、グルコサミンを中心としたサプリメントが市販されていますが、犬用のサプリメントも売られています
犬用のサプリメントの方が高いことに驚かされますが、犬用のサプリメントは同じ成分が含まれていても1ロットの生産量が少なく固定費が高くつくためであり、製品としてはそんなに差があるわけではありません。
従って、人間が飲むサプリメントを使っても問題はなさそうですが、人間用のサプリメントは体重60㎏あたりを想定して摂取量が考えられていますので、愛犬との体重差は考えた方が良いかもしれません。

消化器系のトラブルに対するケア

老化に伴う内臓機能の低下は、消化不良による下痢や腸の蠕動運動の低下による便秘を引き起こします。

便秘のケア

便秘の場合には消化物を送り出す大腸の動きが緩慢になっていることが大きな原因ですので、散歩に出て適度な運動を行い直腸に振動が与えることができれば、頻度が下がっても便を排出することはできます
様々なトラブルを抱えている可能性が高いので激しい運動はできないかもしれませんが、愛犬の様子を観ながら無理のない範囲で便が出るまで散歩を続けるようにすることが最良の方法です。
運動がままならないほど老化が進行している場合には、腹部のマッサージも有効です。


また、水を飲む量が減っていることが便秘を促進していることも考えられますので、便秘症状と水を飲む量が連動していると感じたときには、ドッグフードを水でふやかして与えることで水分を摂らせることが有効な場合もあります。
あまり出ないようであれば何か変なものを食べた可能性も考えて病院を受診した方が良いかもしれませんが、苦しくないようであれば、便秘はそれほど心配することは無いのかもしれません

下痢のケア

下痢は排出頻度が高く腹痛や嘔吐を伴う可能性も高いので、通常は便秘よりも苦しい状態です。
また、摂取したはずの水分が体の中に吸収されずに排出されるわけですから、脱水症状を伴う危険性もあります
意識障害や昏睡状態などのひどい症状になる前に病院に連れていくことを考えて下さい。
そこまで症状が進む前にできること、あるいはやるべきこともあります。
下痢の時には排便の失敗が多くなりついつい叱りがちですが、叱られると委縮して水を飲まなくなったりストレスで内臓障害がひどくなることもありますので、叱るのは厳禁です
加齢に伴って軟便や下痢になるケースでは、

  • 胃液の分泌や消化酵素の分泌量の低下、あるいは、肝機能の低下によって食べたものが消化しきれないまま腸まで到達してしまう
  • 大腸の水分吸収がうまく機能していない
  • お腹が冷えている
  • 腸内細菌のバランスが崩れてしまっている

などが原因として考えられます。

消化の良い食べ物を準備する

胃による胃酸の分泌が減少してしまっている場合や胆のうや膵臓、肝臓などの消化吸収を補助する内臓機能が低下している場合には小腸での栄養吸収が不十分になり、どんどん体重が減少してくることになります。
普通はドライのドッグフードを食べた直後に水を飲むと胃の中でドライフードが膨らみ満腹になるということを知っていますので、一気に水を飲みます
水を飲むまでにタイムラグがあったり、水を飲む量が減ってしまったりしているような状態では、噛み砕いたドッグフードは胃酸のよって消化される機会も少ないままに小腸へと送られます。
さらに、小腸でも消化酵素が不足しているとなると、大量の栄養素を含んだままの食べたものがそのまま大腸へと運ばれてしまいます。
人間でも下痢の時には消化の良いおかゆを用意することからも分かるように、愛犬が栄養不足にならないように消化の良い食べ物を与える必要があります
低下している胃腸の機能でも栄養素を吸収できるように、10%程度の水分しか含んでいないドライフードよりも水分量の多いウェットのドッグフードの方が、消化吸収が良くなります
もちろん、ウェットのドッグフードをわざわざ購入しなくても、いつものドライのドッグフードをぬるま湯でふやけさせた状態にして与えても構いません
弱っている腸の温度が下がってしまうと腸の機能がより低下してしまうことになるのでぬるま湯を使うようにしましょう。

大腸の運動を補助する食物繊維を与える!

高齢犬用のドッグフードには、下痢気味の愛犬のためにということで食物繊維の多いドッグフードも販売されています。
犬は食物繊維を食べる習慣がほとんどない動物ですので、体の機能そのものは大量の食物繊維を受け入れることができるようになっていません
しかしながら、適度の食物繊維は水分を保持してくれるので、水便を緩和する効果も期待できます
従って、少しずつ蒸し野菜を細かく刻んだものを適量餌に混ぜるというのは効果的です。
愛犬の様子を観ながら、少しずつ加熱によって繊維を柔らかくした野菜を与えることで、水分補給にもつながります。

古くなった水や餌は捨てる!

胃腸の機能が低下しているということは、通常では食中毒症状を起こさないような細菌に対する抵抗力も低下しています。
犬は人間が驚くような汚いものでも口にすることをよく見かけますが、健康な時には大量の胃酸でほとんど死んでしまいますし、小腸に入ってきても腸内細菌の働きや本来持っている免疫力によって細菌やウイルスの活動を抑え込んでしまいます。
しかしながら、機能が低下し弱っている胃腸の状態では、ちょっとした細菌やウイルスの侵入がひどい下痢に発展することもあります
食べ残しをいつまでも置いておくのではなく、しばらく待っても食べない分は細菌が繁殖してくる可能性もありますので廃棄するようにしましょう。
また、水もつぎ足しするのではなく、頻繁に容器を洗って新しい水と交換することが大切です。

体温調節が効かなくなったときにしてやれること!

家の中にいても、寒さに震えていたり、暑さにぐったりしていたりする時には体温調節機能が低下していることが考えられます
特に、体温調節が効かなくなっている老犬は、暑い時には熱中症のリスクが高くなります
適度な運動が老化の予防やケアにとって有効であることは分かっていても、夏場の暑い時に無理に散歩をさせると体にたまった熱を逃がすことができなくない老犬は「アッ」という間に熱中症の症状になってしまいます。
散歩に出るにしても、直射日光を避けて、すなわち、日の出前や日没後に散歩に出る方が良いくらいです
また、散歩の際にはところどころ涼むことができる日影があるコースを選び、飲み水を用意しておくことも必要です。
もしも、熱中症になったときの応急処置としては、水を飲ませることに加えて、体を冷やすために体に水をかけて全身を濡らし団扇で風を送り水分の気化によって熱を奪うようにしてあげましょう
まあ、元気な時には気温に合わせて自分で何とかしているものですが、その機能が低下しているわけですから人工的に補ってやることが重要です。
だからと言って、冷暖房を効かせて人間と同じようにすることが良いというわけではありません。

暑い時にできること!

汗をほとんどかかない犬は汗が気化するときの放熱を期待することができませんので、口を開けて舌の先から放熱するしかありません。
従って、犬が体の中にたまった熱を下げるためには、息を吸い込んだり吐いたりするタイミングで胸部から腹部にかけて激しく動かす必要があります。
なかなか体力のいる作業ですので、加齢とともに高齢犬が体温を下げるだけの体力が不足してくる可能性があります
当然ですが、体温を逃がしたいときには水をたくさん飲みますので、より効果的に熱を逃がすことができるように、飲み水がなくなっているということがないように注意しましょう
また、冷房によって環境温度を下げることは効果がありますが、人間が涼しいと感じる程度であれば良いと勘違いしている方も多くおられます。
冷気は下に降りていきますので、愛犬が居住している高さの温度が適温になるように温度調節しなければ、愛犬にとって寒すぎる環境ということになってしまう可能性もあります。


サーキュレーターでかき回して、上下の空気を撹拌するのも有効です。
もう一点注意していただきたいのが、乾燥対策です。
口の中が乾燥したり眼球が乾燥してドライアイになってしまったりする可能性もありますので、エアコンや扇風機の風が直接当たることがないように注意してください

寒い時にできること

被毛に覆われている犬は本来寒さに強いはずですが、老化によって体温を調節するための脂肪の燃焼効率が低下するとともに防寒具でもある被毛そのものが減ってくるため、若い時に比べると寒さに弱くなってきます。
外で飼っている犬でも、老犬になったら少なくとも玄関に入れて、環境温度を適温にした方が良いです
暑い時とは逆に暖房によって部屋の温度を上げるわけですが、冷房の時と同様に犬が生活する高さの温度がちょうど良いように室温を調整することと、風が直接当たらないようにすることが大切です。
また、暖房をストーブで考えるときには二酸化炭素が低い場所にたまりがちですので、サーキュレーターで空気を撹拌することが、温度を均一にするだけでなく炭酸ガス中毒を防ぐためにも有効になってきます。
普通に毛布を被せてあげるだけでも寒さをしのぐには十分ですが、もしも電気毛布や電気座布団のようなものを使うのであれば、低温やけどを起こすことがないように温度の設定は注意してください
また、被毛が減っているわけですから、それを補うために散歩のときには防寒用の服を着せるのも有効です。

これは体験談ですが、服を着るのを嫌がる犬もいます。
そんな時には、飼い主が切れなくなったフリースを愛犬が着ることができるようにリメイクすることで、飼い主の匂いが感じられて着てくれるケースもあります。

目や耳にトラブルがある場合のケア

病気の場合だと多いのが白内障ですが、老化によって目が見えにくくなり、耳が聞こえにくくなるということも、比較的多い老化現象です
病気が原因であれば直すこともできますが、衰えた目や耳の機能を回復させることは困難です。
人間ならば、眼鏡をかけたり補聴器をつけたりすることでQOLを維持することもできるかもしれませんが、愛犬のためにそこまで考えている飼い主さんは見たことがありません。
しかし、治療や回復は無理でも飼い主としてできることもあります

参照元:子犬のへや 体が衰えた老犬の介護
http://www.koinuno-heya.com/rouka/rouken.html#four

目の不自由が感じられたら・・・

目の機能が低下すると、散歩しているときに電信柱や停車中の車にぶつかってしまうことが頻繁に起こるようになります。
また、道端にある障害物につまずいたり、溝に足を取られたりするのも見えていない証拠です。
家の中の愛犬の生活空間にはできるだけ物を置かないように、すなわち、障害物となるようなものを撤去することが大切です。
散歩で外に出るときには、愛犬の代わりに飼い主が注意する必要があります。


散歩中は短めのリードで常に飼い主と体が触れていることができる距離を保ち、愛犬の前に障害物があるときには速度を落としてリードを軽く引くようにします
散歩の時間は少し長くなるかもしれませんが、愛犬に話しかけながら安心感を与えつつ散歩することが大切です。

耳の不自由が感じられたら・・・

雷や花火の音を嫌う愛犬が、音がしても気にせず寝ているようなことがあれば、耳が聞こえ難くなっているのかもしれません。
耳が聞こえにくくなっているときに注意する必要があるのは、背後から接近するものに気づくことができない可能性があることです。
後ろから車が来ているのに道の真ん中に出ようとしたり、交差点に飛び出そうとしたりすることもあるかもしれません。
やはり、短めのリードで飼い主と体が触れるように散歩することが大切です。
加えて、車の通りが少ない散歩のコースに変えた方が、間違いがありません。
また、耳が聞こえにくい状態の時には目も見えないことが多く、普段可愛がってくれている隣人にもなかなか気づくことができなくなっている可能性もあります。
いつものように撫ぜようとしてくれていても、愛犬にとっては突然手が伸びてくると感じて攻撃的になる可能性もあります。
愛犬が確認して近寄ってきてから、ゆっくりと手を伸ばして触れるようにしてもらった方が良いでしょう。

 

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