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想像以上に高い愛犬のシャンプー・カット・トリミングの料金と自分でグルーミングする際のポイント

アニコム損害保険株式会社が毎年行っているペットにかける年間支出調査において、「病気や怪我の治療費」、「フード・おやつ」に次いで多くかかる費用が「シャンプー・カット・トリミング料」となっていました。

シャンプー・カット・トリミングで年間にかかる費用の平均が45,718円となっており、月額にして3,810円程度ということになります。
統計データではペット保険に加入するような愛犬家によるアンケートですので、月額4,000円程度が妥当なものなのかどうかは疑問視されます。

しかし、愛犬家であればブラッシングやシャンプーくらいは自分でやって節約している人もいることを考慮すると、月額4,000円というのはそれほど高いものではないかもしれません。
ペットサロンでシャンプーの値段が高いと感じている人も、この記事を読めば実際にシャンプーだけでも自分でやってみると、値段が高いことも納得できるかもしれません。

参照元:アニコム損害保険株式会社 「毎年恒例! ペットにかける年間支出調査(2016年)犬にかける費用は年間34万円、猫は16万円」
https://www.anicom-sompo.co.jp/news/2016/news_0170322.html

シャンプーやカットはわかるのですが、トリミングというのは一体何?ということをよく聞かれます。
加えて、関連した言葉では「グルーミング」(英語ではgroomingと書きます)というのもあり、動物や鳥に対して使う場合は毛繕いや羽繕いという意味になります。

犬や猫同士で体を舐めあうようにして乱れた毛を整える行為のことになりますが、犬の美容ではブラッシング、耳掃除、シャンプー、ドライヤー、爪切り、ムダ毛のカットまでをグルーミングと呼び、それに全身の毛をカットすることを取り入れた行為がトリミングと呼ばれているようです。

犬の美容院にお願いしてシャンプーだけという人はほとんどいませんし、ペットサロンのメニューに表示されているシャンプーというのはグルーミングを意味することがほとんどと考えてよいと思います。

グルーミングとトリミングを行う意義

散歩で愛犬を自慢したい、見てもらいたい、注目されたいと考える飼い主は、トリミングを頻繁に行う傾向にあります。
また、愛犬の体臭の問題や愛犬の毛が家の中に飛散しているのを懸念して、日常的にブラッシングを行い、臭いが気になりだしたらシャンプーを頼みに行くという人もおられます。

しかしながら、グルーミングの目的は、外観、室内への抜け毛の飛散や臭いの問題だけではありません。
肛門付近などの汚れやすい場所のムダ毛のカットは汚れによる皮膚炎の予防につながりますし、耳掃除は耳の病気の予防、さらには、肉球の間の毛や爪をカットすることで余分な怪我を減らすという愛犬の健康のための効果も期待できます。

また、グルーミングの際に合わせて行われる肛門腺絞りは、肛門嚢炎の予防のためには定期的に行う必要があります。
他方、トリミングで行われるカットは外観の問題だけではなく、ノミ・ダニや熱中症の対策の一環として夏場は高頻度で行った方が良いです。

愛犬のグルーミングとトリミングの費用

本来ならばバックグランド、方法、内容説明などから入るというのが記事を書く上での常道ですが、ここでは気になる価格から解説していきたいと思います。
というのも、愛犬のグルーミングやトリミングの1回当たりの価格が人間の髪の毛の場合と比べて非常に高いと感じている人が多いからです

結論から申し上げると、シャンプーやトリミングには決まった価格というのはなく自由競争の業界です。
トリミングサロンやペットサロンといった店舗の規模、設備や場所(土地代)などによって価格は変わります。
また、使用するシャンプーやリンス(コンディショナー)によっても、価格は変わってきます。
薬用シャンプーを使うと効果は絶大ですが、その分価格も上がってしまいます。

さらに、田舎の方が安い傾向にあり、都会になればなるほど高いという話もあります。
トイプードル、マルチーズやシーズーなどのように体毛がもつれて毛玉ができやすい犬種では、毛玉取りが加わると追加料金が発生するサロンもありますし、その際の追加料金もまちまちです。
毛玉一つに付き追加料金を取るサロンもあれば、毛玉取りをお願いすると決まった料金で全部してくれるサロンもあるそうです。
そういう意味では、個人が自宅を改造してやっているようなサロンの方が、融通が効くだけでなく価格も安くなるように思います。

小型犬から大型犬までのシャンプーとトリミングの値段の目安

料金についてはまちまちで決まりがあるわけではありませんが、明確な点は、洗って乾かし毛繕いをする表面積の大きな大型犬の方が高額になり、犬のサイズが小さくなればそれに合わせて値段も下がってくるということです。

爪切りや耳掃除などは犬のサイズはあまり関係なく、値段差には反映しないようです。
というわけで、決まった価格はありませんが、「犬の病気対策マニュアル」というサイトで一例として目安の金額が以下のように書かれていました。

  • チワワやダックスフントなど、とくに体のカットが必要ない小型犬種:3,500円~4,500円(カット別料金)
  • トイプードルやマルチーズ、シーズーなどの全身カットが必要な犬種:5,000円~9,000円
  • 中型犬のシャンプー:4,500円~8,500円
  • コッカースパニエルなどの中型犬のトリミング:6,000円~10,000円
  • 大型犬のシャンプー:7,000円~10,000円
  • 大型犬のトリミング:10,000円~17,000円(ちなみに、スタンダードプードルのような特殊なカットが必要な場合はカットするだけのゴールデン・レトリバーに比べると高くなるそうです)

参照元:犬の病気対策マニュアル 犬をトリミングする料金や値段や時間はどのくらい?いつからするもの?
http://dog-sick.info/archives/1408

 

一般的には、料金表は「〇〇〇〇円~」という表示のところが多く、犬種と大きさ、さらには飼い主の要望を聞いて価格を提示するシステムが多くなっています
統計データにある平均月額が4,000円程度ということと併せて考えると、小型犬では月1回、大型犬では2、3か月に1回くらいの頻度ということになります。

トリミングの頻度はどれくらいが良いのでしょうか?

カットを伴うトリミングの頻度というのは、外観を整えるという目的がなければあまり厳格に考える必要はありません。

しかし、ノミ・ダニの予防や熱中症対策という意味では、夏場にモコモコの状態というのは健康上の問題もあります
毛が伸びるスピードは犬種によって異なりますし、毛が抜けやすい犬種と毛がほとんど抜けない犬種ではカットの頻度は大きく変わってきます。
抜け毛の少ない犬種は毛が伸び放題になり、定期的にカットしなければ全身が毛の塊のような状況になってしまいます

定期的なカットが必要な犬種では1か月に一度程度のカットが必要という人もおられますが、個々の犬の特性だけでなく飼い主の趣味も関係しますので、毛の塊みたいになるのは問題ですが視界を維持するためにも2か月に一回くらいはカットした方が良いと思います。

季節によってトリミングの頻度を変えて、夏場は1か月に一度、冬場は見栄えさえ問題なければ2,3か月に一度のトリミングというのも一つの手段かと思います。

毛の伸び方に差が出てくるシングルコートとダブルコート!

以前別の記事でご紹介させていただきましたが、ゴールデン・レトリバー、ラブラドール・レトリバー、スピッツ、ポメラニアン、コーギー、ボーダーコリー、シベリアンハスキー、柴犬、秋田犬などのダブルコートの犬種では、活発に成長するアンダーコートは寒くなると生えて暖かくなると抜け落ちます。
従って、伸長が遅いオーバーコートだけであれば、高頻度でカットする必要はありません

一方、ミニチュアダックス、トイプードル、パピヨン、ヨークシャーテリア、マルチーズ、チワワなどのシングルコートの犬種では抜けにくいアンダーコートが発達していますので、毛が伸び続ける犬種が多くなります。
ただし、シュナウザーやミニチュアシュナウザーのように、ダブルコートでありながら抜け毛が少ない犬種もいて、例外は存在するということです。

以上のことからも分かるように、1か月に一度のカットが理想的な犬種としては、シングルコートの犬種と、ダブルコートの例外であるシュナウザーやミニチュアシュナウザーなどが挙げられるというわけです。

トリミングは誰でもできるのでしょうか?

トリミングを行うトリマーという職業には資格はありますが、人間の美容師のような国家資格ではなく、民間資格と呼ばれる資格です。


トリマーになるためには必ず資格が必要というわけではありませんが、資格がなければ信用が得られず仕事に就くことは難しいというのが現状です。

トリマーの資格はどうやって手に入れる?

トリマーの資格を取得するためには、学校で知識と技術を習得するか、犬に関連する協会や団体の試験を受けるという二つの方法があります。
学校は専門学校がほとんどですが、ヤマザキ動物看護大学の動物看護学科というトリマーを目指せる大学もあるそうです。
団体で発行されるトリマーの資格では、一般社団法人「ジャパンケンネルクラブ」という国際的に名前が売れている団体のものが有名です。

参照元:スタディサプリ 私立大学/東京 ヤマザキ動物看護大学
http://shingakunet.com/gakko/SC005515/gakubugakka/00000000000169472/?shigotoCd=m1010

 

参照元:ペットトリマーになる方法と資格 トリマーになるための資格
http://trimmer.siiku-p.net/pet15

 

裏を返せば、仕事として成立するのかどうかは別として、シャンプーやトリミングは法的には誰が行っても構わないということです

というわけで、「好きこそものの上手なれ」という格言にあるように、犬好きの方が通信教育を利用して独学で勉強して、愛犬のシャンプーくらいは自分でしてみようという飼い主も結構おられるということです。
もっとも、愛犬のためというよりかは愛犬と暮らすための経費節減のために、全身カットはともかくシャンプーだけでも自分でしようというところの方が大きいのかもしれません。

参照元:子犬のへや 犬のトリミング
http://www.koinuno-heya.com/teire/care-hair-trimming.html

自分でグルーミングをする際のポイント

ノミ・ダニあるいは熱中症の予防という夏場以外は、全身の毛をカットする意義は見栄えのためといっても過言ではありません。

しかし、グルーミングには愛犬の健康を維持するために必要な作業が盛り込まれています。
言い換えれば、見た目が見苦しくなければトリミングの頻度にはそれほどこだわる必要はありませんが、愛犬の健康を考えるなら臨機応変に必要なケアをすることが大切だということです

ブラッシング

ブラシを使って抜け毛を取り除いたり、毛玉をとったり、毛並みを美しく保ったりするためだけに行うと思っている人が多いようですが、ブラッシングの目的というのはそれだけではありません。


ブラッシングをすることで皮膚が刺激を受けて血行が良くなり、ノミ・ダニを早期発見することにもつながります
また、ブラッシングによって、被毛で隠れていたできものや皮膚の炎症を発見する可能性もあります
愛犬のブラッシングをするためのブラシには種類がたくさんあり、毛の質や毛足に応じて使い分けるようになっています。
代表的なブラシは以下の通りです。

  • スリッカーブラシ(100円~)
    細い針金がいっぱい出ている板状のブラシで、毛の生えている方向に表面を軽くなぞるようにして毛玉や固まってしまった毛をほぐすために使われます。
  • 獣毛ブラシ(1,500円~)
    豚の毛などで出来たブラシで、体に付着しているほこりなどをとるのに使われます。
  • コーム(500円~)
    人が使う櫛と同じですが、目の粗い櫛と細かい櫛が一本に収まっているタイプが便利です。毛の太さや絡み具合に応じた使い分けが一本のコームでできます。
  • ピンブラシ(1,500円~)
    ブラシの土台がゴム製になっており、先端を丸く加工したピンがたくさん出ているブラシです。
    先端が丸くなっていることで強めにブラッシングしても皮膚に傷をつけないように配慮されています。
  • ラバーブラシ(480円~)
    柔らかいゴムでできたブラシで、抜け毛やほこりをくっつけて除去するブラシです。
    ゴムでできていますので強めに擦ることができるとともに、皮膚を刺激するマッサージも兼ねています。

毛足の長い愛犬は、スリッカーブラシでもつれた毛を先の方から徐々にほぐしてから、ピンブラシやコームで毛並みを整えながら取り残した抜け毛を除去します
毛足の短い犬種では、ラバーブラシや獣毛ブラシで撫でるように擦るだけで十分です
また、顔の近辺、特に固まった目ヤニを取るときは目の細かいコームで注意深くブラッシングするようにしましょう。

参照元:子犬のへや 犬のブラッシング
http://www.koinuno-heya.com/teire/care-hair-brushing.html

シャンプー

犬には汗腺がないので汗臭くなるということはありませんが、毛穴に存在する皮脂腺は大量に存在し被毛や皮膚の表面を皮脂がコーティングしています
皮膚に常在している微生物が皮脂をエサにして増殖することもありますし、皮脂でコーティングされている毛は空中を浮遊しているほこりや花粉がくっついて汚れの原因となります。

臭が気になるようになった、あるいは、毛の艶が落ちてきたりしたと感じたら、シャンプーで汚れを取ることが余計な皮膚炎の予防やノミ・ダニの駆除にもつながります
ただし、人間の頭皮と同じで皮膚表面の皮脂膜を洗い流してしまうような過剰なシャンプーは、逆に、乾燥肌や皮膚炎の原因となることがあります

犬は自分の匂いが変わってしまうことが大嫌いですので、余程臭いと感じない限りはシャンプーの頻度は月に一回程度にした方が良いということです

毛足の短い犬では、臭いが気にならなければ濡れたタオルで汚れをぬぐい取る程度で十分な場合もあり、シャンプーは1か月ないし2か月に一回のペットサロンにお願いするだけで十分かもしれません。

参照元:子犬のへや 犬のシャンプー
http://www.koinuno-heya.com/teire/care-hair-shampoo.html

肛門腺絞りと耳掃除

肛門腺絞りは見落とされがちですが、肛門嚢に蓄えられるマーキングに役立つ臭いの素となる分泌液は定期的に取り除いてやらなければ、肛門嚢炎という肛門近辺の炎症につながります。
うんちをするときに体外に排出されるものですが、人と暮らすようになったことで無理やりうんちを出すために、力むという行動が減ってきたペットの犬は排出する能力や機会が減少しており、適度に絞り出してやる必要があります。

肛門絞りのやり方は、以前に別の記事で詳しく説明しておりますので、そちらを参考にしていただければと思いますが、これがなかなか難しく訓練を受けているトリマーに任せる方が良いという方も多いようです

顔近辺を触られることを嫌がる犬は、耳掃除も簡単にはさせてくれないということが多いです。
耳掃除も忘れがちなケアの一つですが、耳掃除を怠り汚れがたまると外耳炎、中耳炎、内耳炎の原因になりますし、ミミヒゼンダニという耳に住み着くダニによる耳疥癬という病気につながることもあります

爪切り

足の先についている爪は普通に散歩していれば自然に削られていくものですが、上部にあるオオカミ爪は擦れることがないため、オオカミ爪が伸びやすい犬種は爪切りが必要な場合があります。

足先の爪も先端が鋭くなっているようであれば切る必要がありますが、当然のように犬は嫌がり暴れますので、爪切りだけをとっても結構怖いという人が多いのも事実です。
犬の爪をよく見ると中に通っている血管が見えますので、血管を傷つけることがないように切る場所を見極めて切ることになります。

犬の爪切りは300円くらいから市販されていますが、あまり安い切れ味の悪いものを使うと出血につながることもあるかもしれません。

ムダ毛のカット

ムダ毛を放置すると、それが原因で皮膚炎を起こしたり滑って転んで怪我をしたりすることもあります。
うんちやしっこが毛にまとわりつくと、その汚れがもとで炎症を起こすことがあります。
特に、肛門付近は軟便時のうんちが付着しやすく、常に肛門が露出するようにムダ毛を切っておくことが大切です。
また、室内犬の場合には、肉球の隙間に伸びてくる毛が増えてくるとフローリングの床でブレーキが利かず、滑って怪我をすることになります。
肉球の隙間のムダ毛はよく観察して、肉球に被さりそうになったら小まめにカットする必要があります

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