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愛犬が恐怖や不安を抱くようになるのは散歩などの運動不足が原因!

愛犬が恐怖を感じる出来事、その時に取る行動について解説してきましたが、愛犬が怖がっていると分かった時に飼い主はどういった行動に出て、愛犬の恐怖心を取り除いてあげれば良いのでしょうか?

恐怖を抱いているということは、愛犬は自分の不安を抑えて冷静に対処しようと緊張しているはずです。


ケース・バイ・ケースでしぐさや行動パターンに差はあるものの、緊張している状態というのは変わりません。
緊張しているということはストレスがかかっている状態ですので、たまになら問題ありませんが、いつも怯えているというのは愛犬の精神的・肉体的な健康にも良くありません
最も問題になるのは臆病な愛犬かもしれませんが、攻撃的な愛犬であっても恐怖心を感じるたびに興奮していては散歩友達もできませんし、近所の人にもかわいがってもらえない、すなわち、社会性の欠如につながることにもなりかねません
恐怖心が表れたときの対応になりますので、後からネットで調べて対応するというわけにはいきません。
愛犬の幸せで健康的な生活を望むのであれば、恐怖心を持った愛犬に対する対処方法を覚えておいてすぐに対応できるようにするというのが飼い主の務めです。
もちろん、元来臆病な怖がりの犬、すなわち、遺伝的に恐怖心を持ちやすい犬種はありますが、それ以上に強く影響する因子というのが育ってきた環境にあると言われています。言い換えると、飼い主が愛犬と一緒に暮らす間に、臆病な子になってしまった可能性の方がはるかに大きいというわけです。
それでは、先ずは、どんな愛犬が臆病な子になりやすいのかということから、ひも解いていきましょう。

どんな愛犬が臆病になるのか?恐怖に対する環境因子の調査

ズバリ、散歩や運動の不足が怖がりの愛犬を生み出す大きな因子です
散歩で出会う人や犬に対して抱く恐怖感(恐怖症)や雷の音などを怯える音響過敏(音響シャイ)、留守番でおいていかれるのではないかという不安からくる怯え(分離不安)など、愛犬が経験する恐怖体験は大小さまざまです。
そのいずれにも共通しているのが、散歩・運動の不足が影響しているという統計データが出ています。

ヘルシンキ大学の研究チームが192犬種の飼い主に対するアンケート調査を実施し3,262件のデータを解析した結果が以下の通りです。

いずれの恐怖観念に対しても、散歩・運動の不足が共通しており、それに伴う社会性の低下や経験の過不足が恐怖心に大きく影響しているということになります。

●恐怖症に陥りやすい愛犬

  • 社会性が乏しい(人見知り、犬見知りが激しい)
  • 母犬との接触期間が短く、一頭で飼われている
  • 毎日の運動量が少ない傾向がある
  • 室内犬に多い
  • 年齢が若い子に多い
  • 飼い主が一緒に遊ぶことが少ない

この結果を総合すると、家の中で一頭だけで暮らしており飼い主もあまり遊んでくれないという状況であれば、社会性が乏しくなるのは当たり前です。
運動量が少ない、すなわち、散歩も飼い主の義務感だけで最小限度ということになれば、他の犬や人と出会う機会が減少してしまうので、経験の浅い若い愛犬であれば初めて出会う人や犬あるいは遭遇するものや出来事に対して恐怖心が発生するのもうなずける話です。
人間で言うならば、まるで部屋から出ることも無く家族ですら顔を合わさない、家に引きこもっている若者ということになるでしょうか。

●音響シャイ

  • 毎日の運動量が少ない
  • 飼い主が飼う初めての犬
  • 避妊・去勢手術をしている
  • 加齢に伴い増加傾向
  • 社会性に乏しい
  • 多頭飼い

結果を整理すると、やはり、散歩・運動が不足しており、社会性が乏しいということが浮かび上がってきます。
多頭飼いしているといっても、一頭が音に反応して吠えだすと連鎖して吠えることになるでしょうし、雷や花火の音は毎年のように聞くことになるので年齢が上がるほど経験回数も増えているということは間違いなさそうです。

●分離不安

  • 毎日の運動量が少ない
  • 年齢が上がってから飼い主が変わった

散歩・運動が足りているのであれば、飼い主が出かけるとしても「行ってらっしゃい」という程度の気分かもしれません。
ある程度物の道理が分かってきた段階で新しい飼い主と暮らすようになったのであれば、飼い主のことがあまり分からないので、置いてきぼりにされるような恐怖心が起こると言いうのも分からなくはありません。

参照元:PubMed Central “Early Life Experiences and Exercise Associate with Canine Anxieties/Katriina Tiira, Hannes Lohi(2015)/PLoS ONE 10(11): e0141907. doi : 10.1371 / journal.pone. 0141907“
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4631323/

運動不足が恐怖心につながるのは何故なのでしょう?

不安や恐怖心を解消するのに役立つセロトニンの量が不足していることが恐怖心や不安を拡大してしまう原因であり、セロトニンの分泌に運動が影響している可能性があるのではないかと考えられています
このことは、人間について調べられた結果ですが、犬に対しても同じようなことが起こるのではないかと考えられています。
犬の恐怖症や不安症といった症状がひどくなり治療するときの薬の中には、セロトニンという脳内の神経伝達物質を増加させる薬が使用されることがあるそうです。
セロトニンを増加させる薬というのは、いわゆる、人間のうつ病などの際にも使用されることのある薬です。
セロトニンが不足すると、不安や緊張、ストレス増加、集中力の欠如、睡眠不足などの症状がでることが挙げられます
セロトニンが減ってしまう最大の原因は極度のストレスにありますが、腸内環境のアンバランスや運動不足や日光浴不足も原因の一つです。
散歩に出ない、あるいは散歩の量が少ない、さらには運動する機会が少ないとなると、セロトニンが不足気味になるというわけです。
散歩と食べることが最大の楽しみといっても良い愛犬にとって、散歩不足はストレス増加の原因でもありますし、散歩に出なければ誰とも出会うことがないので社会性も何もあったものではありません。
飼い主と飼い主のいる家という狭い空間に閉じ込められて、家の中で飼い主と遊ぶ機会も少なくなったという状況を自分に置き換えて想像してみてください。

散歩に出れば、様々な出来事に遭遇し大きな音を聞く機会もあるかもしれませんし、十分に運動量が足りることでストレス発散だけでなく適度な疲労感を得ることによって恐怖や不安よりもご飯を食べればまず睡眠ということにもつながります。

まとめ

今回のお話からは、臆病な犬というのは散歩不足から生み出されているという可能性は高そうです。
社会性の欠落に伴う人見知りや犬見知りも、散歩に出ればいろいろな人や犬に出会うことで解消されそうですし、ストレスも減ってくるのではないでしょうか?
また、飼い主と散歩に出ているときに雷が鳴ってもパニックを起こして吠えたり暴れたりすることはあまり見ませんし、大きな音も飼い主と一緒であれば恐怖心も和らぐのかもしれません。
だからといって、長い時間や長距離の散歩が必要というわけではなく、愛犬と暮らす生活において飼い主と過ごす時間や遊ぶ時間が幸福であることが恐怖心を打ち消すには最高の薬かもしれません。
分離不安については、飼い主との暮らしが密になれば悪化しそうな気がします。
分離不安を解消するには愛犬からは姿が見えない時間を少しずつ伸ばして慣れさせることで不安は解消されるようになるようですし、恐怖心を抱く音にしても問題の音を録音しておいて小さな音から初めて徐々に大きなボリュームにしていくことで慣れさせる訓練が有効です。

参照元:AllAbout 怖がりや分離不安の犬は散歩不足?
https://allabout.co.jp/gm/gc/460545/

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