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犬があくびをするシチュエーションとは?

 

ため息が意味するところは不満足か大満足かという意味があるというお話をさせていただいておりますが、ため息と同じように頻繁にみられる行動にあくびがあります。
人間は眠くなるとあくびが出ますが、犬のあくびは眠い時だけでなく自分の精神状態を静めるためのものでもあります。
少しだけ、人間と異なるところがあるということです。

 

犬のカーミングシグナルについては、以前にも時に触れてご紹介させていただいておりますが、犬のあくびもカーミングシグナルの一つです。


愛犬があくびをする背景には、飼い主に伝えたいことがあるケースもありますので、愛犬のあくびの意味を知り大きなストレスとなる前に対処してあげることが大切です。
愛犬があくびをするのを見たときに、「眠いのかな?」と決めつけるのではなく、その場の状況をよく見てあくびが意味する愛犬の心情を読み取るようにしてあげましょう。

あくびの生物学的意義は?

あくびは、漢字で書くと「欠伸」ということで、「欠」には開けるという意味があり、口を開けて体を伸ばす動作を表すということになります。
人間の場合には、眠い時や疲れたときに反射的に大きく口を開けて体内に大きく息を吸い込む呼吸動作の一つです。
あくびという行動にどのような生物学的意義があるのかということは解明されているわけではありません。

  • 肺における酸素と二酸化炭素の入れ替えを活発にする
  • 硬直した顔面の筋肉のストレッチ
  • 内耳の圧力調整
  • 体温調節

 

など様々な仮説があります。
あくびが出やすい状況というのは眠い時や疲れたときと申し上げましたが、疲れて眠っているときにはあくびは出ませんので、眠るのを我慢しているときや寝起きなどに覚醒を目的として酸素を取り込むというのが有力であるように思います。

あくびを出す命令をするのは脳?!

眠い時のあくびは不随意反応ですが、意識的にあくびをするような状況というのは、余程相手の話がつまらないときや退屈な時と決まっています。
人間界では人前であくびをすることは失礼なことで、不随意的にあくびが出そうになるときには掌で口を隠す習慣があるほどです。
話がそれましたが、不随意的な反応であることからも分かるように、意識せずに出るあくびを出すように命令を出すところは脳ということになります。
感情を調節する神経伝達物質であるドーパミン、セロトニン、アセチルコリンなどの受容体を刺激することによって、あくびが出る回数が増加するということがあるそうです。
簡単に言うと、セロトニン濃度などが減少し不安な精神状態を元気にさせる時に、あくびを出すように脳からの指示が良く出されるということになります。
抗うつ薬の一つであるパロキセチンの服用によってやたらとあくびが出るという報告があり、また、エンドルフィンのような脳内麻薬によってあくびが抑えられたりするという研究もあります。

参照元:ウィキペディア あくび
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%82%E3%81%8F%E3%81%B3

犬のあくびは不安な気持ちを静めるため?

実際のところは、人間のあくびのメカニズムすら明確な科学的解明がなされていない状況ですので、犬のあくびのメカニズムについてはもっと微妙なところがあるかもしれません。
しかしながら、先の解説からも分かるように、無意識のあくびにはドーパミンやセロトニンといった脳の活動が活発になる、すなわち、不安な状態を改変するという目的もあるようです。
そこで、考えられるのが、カーミングシグナルとしての犬のあくびです。
カーミングシグナルの解説を見てみると、犬のあくびは

  • 高揚した気持ちを抑える
  • 相手の興奮を抑える
  • ストレスや不快感を抑える

 

といったときに出される愛犬からの信号と言われています。
知らない人に触られたり、大きな音が聞こえたり、イラっとするような出来事があったりしたときに、自分や相手の不安な感情や興奮を静めるためにあくびをするということです。

参照元:TSUNAYOSHI 犬のあくびは眠いからじゃない!安心や不安を表す4つの仕草
http://tsunayoshi.tokyo/c/17402221a3e3d935dc2bf62a931084ab6edb1f43

見つめられると出る犬のあくび

犬も眠い時や疲れたときにあくびをすることがあります。


眠いけれども寝たくない、疲れているけど眠るわけにはいかないといった具合に、無理にでも起きようと頑張っているようにも見えます。
最終的には、眠気には勝てずにそのまま眠ってしまうという子が多いように感じますが、そこまで無理して起きている必要性がないということなのでしょう。

ところが、カーミングシグナルとして出されるあくびは別に眠いわけではないので、事情が異なります
飼い主はもちろんのこと、散歩で出会った人、あるいは、知らない犬と対峙し目と目が合ったときが、カーミングシグナルとしてのあくびが良く出るシチュエーションです。

目と目があった時に出るあくびの意味

犬にとって凝視するという行為には、単純な観察だけではなく敵意があることを意味する場合もあります。
従って、じっと見つめられる状態というのは、もしかすると見つめている相手が攻撃してくるのかもしれないと不安になっている可能性もあるというわけです。
そんなときに出されるあくびというのは、見つめている自分の不安を静めるとともに、相手に自分の不安を抑える動きを見せようとする行為ということになります。

環境の変化によるあくび

変化した住環境になかなか慣れられずに不安感が募っている犬は、あくびがよく出ます。
ペットショップから連れてきた直後や引っ越した時など、大きく変わった環境に対して「これからどうなるのだろう?」と不安になっています。
そんな時に、飼い主に叱られたり見知らぬ犬にがんを飛ばされたりすると、あくびをすることで落ち着こうとしているのかもしれません。
生まれてすぐの犬でも持ち上げられたりするときにあくびをする子もいるそうですので、潜在的にあくびによって不安を抑えられるということを知っているのかもしれません。


また、あくびをしているということは疲れて眠いのかと勘違いして不安が解消されていないうちに近づくと、いきなり咬みつかれるなんてこともあるかもしれませんので注意してください

参照元:Wanwans 犬のあくび、どういう意味?
http://wanwans.com/new/secret-behind-dogs-yarning

嫌な時にも出る愛犬のあくび!

水嫌いの愛犬に対してシャンプーをしようとしたり、嫌いな人に触られたりするときもよくあくびをします。
これは、不安というよりも、ストレスや不快感からくる攻撃的な感情を抑えるために出すあくびということになります。
あくびをすることで脳内に大量の酸素を取り込み、脳の活動を活発にして緊張をほぐそうとしているというわけです。

人のあくびは犬に伝染する?

飼い主と見つめあっているときに飼い主があくびをすると、愛犬もつられてあくびをすることを見かける人は結構おられて疑問に思っている人も多いようです。
科学的な解明はされていませんが、人―犬間のあくびの伝染は起こるというように認識されており、いくつかの仮説が立てられています。

  1. 共感仮説:飼い主のあくびをする心理状態に共感する、簡単に言うと「貰い泣き」みたいな感じです。
  2. 緊張あくび説:飼い主に見つめられている状況下で飼い主のあくびを見ることで感じる「もしかして怒っているのかも?」という緊張感を緩和する。
  3. 固定動作パターン:相手のあくびを見て反射的につられてしてしまうということですが、オオカミでも確認されている行動であり単純なあいさつを交わすという程度の意味かもしれません。

 

理由はともあれ、愛犬とはリラックスして向かい合うように心がけ、あくびが伝染するような関係を作っていただきたいものです。

参照元:子犬のへや 犬があくびをする
http://www.koinuno-heya.com/calming/yawning.html

まとめ

犬のあくびどころか、人間のあくびですら科学的なメカニズムとなると不完全なところが多いようですが、愛犬があくびをすることには様々な意味があるということは確かなことです。

単発のあくびは大して気にかける必要はなさそうですが、頻繁にあくびをするようなときには、愛犬が思わぬストレスを感じていたり不安状態にあったりするという可能性もあります
愛犬があくびをするシチュエーションを見定めて、愛犬から出されているカーミングシグナルを受け取ることで穏やかな愛犬との暮らしの実現にもつながります。

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