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季節ものの夏野菜!犬が食べても良いのでしょうか?

人間界では夏になると、夏バテ解消に良い夏野菜を食べようということをよく聞きます。
さて、犬も夏バテするということは、犬に夏野菜を食べさせても効果が期待できそうですが果たして食べさせても良いのでしょうか?
そもそも、夏野菜に限らず祖先が肉食動物の犬に野菜を食べさせても良いのかという疑問を持っておられる愛犬家も多いようですので、それも含めて解説させていただきます。

キュウリ、ナス、トマト、ピーマン、オクラ、トウモロコシ、ゴーヤなどの夏に収穫される、いわゆる、夏が旬の野菜が夏野菜と総称されている野菜です。


他にも、ニラ、ミョウガ、シシトウ、大葉(青シソ)などもあります。
人間界では夏バテ対策に土用の丑の日にウナギを食べるという風習もありますが、近年はウナギ価格の高騰により庶民が食べるには少し厳しい状態ですので、夏野菜で夏バテが解消できるならその方が安上がりです。
実のところ、夏場に収穫される野菜に共通しているのが、免疫力を高めたり、代謝活性を高めたりする効果が期待できる栄養価が豊富で、夏場の暑い時期に低下した体力を補うには理想的であるということです

犬は野菜を食べても大丈夫なのでしょうか?

人と暮らすようになった犬が雑食性に変化してきたといえども、もとは肉食ですので野菜を食べさせるのは止めた方が良いというように、誤解している人が多いようです。
結論から申し上げると、犬が野菜を食べることに問題があるわけではありませんが、消化管での滞留時間が短い犬は生野菜を消化するのが苦手であると考えた方が良いということです


すなわち、消化しやすい形、蒸し野菜や焼き野菜、電子レンジでチンした野菜などの繊維質が熱で柔らかくなった野菜は適量であれば大丈夫ということです
むしろ、野菜から不足しがちな栄養素を摂取したり、植物特有の生理活性物質を摂ったりすることが健康につながることもあるのです。
ただし、野菜の中には、犬に食べさせてはいけない野菜もあります。
玉ねぎやニラ、ネギなどのネギの仲間の野菜にはアリルプロピルジスルフィドといいう物質が含まれており、これを食べると少量でも赤血球が破壊されてしまいます。
ニンニクのように一見すると玉ねぎやネギの仲間に見えない食材もありますので、要注意です

オオカミも野菜は食べている!?

犬の先祖であるオオカミなどの肉食獣は、草食動物を丸ごと食べる時に内臓の内容物である未消化の植物を食べていますし、体内に含まれる植物由来の栄養素も血肉と共に食べています。
間接的ではありますが、肉食動物も植物を食べているということになります。

ドッグフードにも野菜は入っている!

ドッグフードの原料欄を見ていただくと、グレインフリーを謳っている商品でもハーブの類や大豆やヒヨコマメが入っているものもあります。
これらのことからも、愛犬に野菜を食べさせることが悪であるというわけではなく、栄養面を考えると適切な方法で適量食べることが大切であるということが窺えます。
ちなみに、グレインフリーというのは愛犬の食物アレルギーのリスクを下げることを最大の目的としたもので、免疫細胞が反応するのはたんぱく質であって大量に存在する炭水化物が対象ではありません。
どんな食材でもたんぱく質は含まれていますので、免疫細胞がいつ誤作動してアレルギーを起こすかはわかりませんし、アレルギーを恐れていては何も食べることができなくなってしまいます
過去に食物アレルギーを発症した事例のある小麦を避ければ、グレインフリーではなくグルテンフリーのアレルギー対策という目的を達成できるというわけです。

 

犬用のおやつはサツマイモが使われることが多い!

犬のおやつにもいろいろな野菜が入っています。
最も多いのがサツマイモで、特に、チキンを使ったおやつにはサツマイモが入っているケースが多いように思います。
また、緑色のホウレン草入りやオレンジ色のニンジン入りのビスケットのようなおやつもペットショップにたくさん並んでいます
サツマイモは加熱することで、適度の甘みがあり繊維質も豊富に含まれています。


また、酸っぱくないのでわかりにくいですが、ビタミンCが豊富な野菜としても知られています。
犬の嗜好性にマッチするのか、今までサツマイモ入りのおやつを拒絶する犬は見たことがありません。
ただし、ホウレン草が入るとそっぽを向いてしまう犬もいますので、犬にも野菜の好き嫌いがあるということが良くわかります。

夏バテ解消に良いという夏野菜は愛犬が食べても大丈夫なの?

一年間を通じてそれぞれの季節に特有の野菜があるというのに、何故に夏が旬の野菜だけが話題になるのか不思議ですよね!
その答えは、夏に収穫期を迎える夏野菜には、夏バテの解消につながるビタミンA、ビタミンC、ビタミンEといった栄養素が豊富に含まれているからです。
これらのビタミンは、野菜を利用してドッグフードに加えられているものもありますし、野菜から抽出された、あるいは、人工的に合成された栄養素として添加されているものもあります。
夏の暑いシーズンに愛犬の夏バテが観察されたときには、夏野菜を与えることで代謝が活発になり病気に対する抵抗力も上がり、元気が回復する可能性があるというわけです

愛犬に食べさない方が良い夏野菜

犬の忌避食材としてネギ科の野菜が挙げられましたが、夏が旬の夏野菜の中でも、ニラは食べさせてはいけない野菜であることは覚えておいてください
また、ミョウガショウガの仲間ではありますが、ミョウガやショウガのような刺激の強い薬味になるような野菜も避けた方が良いと思います
ただし、ネットで検索してもミョウガやショウガがNGという記事はどこにもありませんが、獣医師によっては食べさせない方が良いという人もおられるようです。
庭のミョウガを食べた愛犬について相談している人もいるようですが、回答としては大丈夫でしたという体験談が多く見られました。
まあ、試すにしても少量で様子を見た方が良さそうです。
刺激があると言えば、青シソも食べない可能性が高いと思います
我が家の愛犬も、道に生えている野生の青シソに近づいて匂いを嗅いだら「プイッ!」とそっぽを向いて素通りしたことがあります。


わけの分からない雑草を食べることを思えばおいしいと思うのですが、人間のおいしいと犬のおいしいは違っているということです
さらに、強烈な苦みが特徴のゴーヤ(ニガウリ)は犬が食べてはいけない成分はなさそうですが、ゴーヤほどの苦みがあるとなると愛犬が食べたがらないと思います
苦い=腐っている、食べてはいけないという判断をするために、犬や猫の味覚は苦みに対して敏感になっています。

夏野菜に期待される効果

食べさせてはいけない夏野菜を避ければ、夏野菜に含まれるビタミンA、ビタミンC、ビタミンEといった栄養素を補強することは、暑さでばてている愛犬を元気にするには良さそうです。


最近の研究では、ビタミンAで見出されているすべての効果効能である

  • 成長促進
  • 免疫力のアップ
  • 味覚の回復
  • 発がん抑制

 

などは、遺伝子の発現がビタミンAによって調節されるからであるということが分かってきたそうです。
ビタミンAには皮膚や粘膜の機能を正常に保つ効果も期待できるそうですので、暑さで弱った胃腸の粘膜が元気になれば、落ちた食欲も回復するかもしれません
また、ビタミンCやビタミンEには抗酸化活性もありますので、強い紫外線にさらされることで体内の活性酸素が増加する夏場には効果が期待できるのではないでしょうか?
抗酸化活性で言うならば、ナスビに含まれるポリフェノールも効果があるかもしれません。

参照元:ウィキペディア 夏野菜
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%8F%E9%87%8E%E8%8F%9C
参照元:ビタミネ ビタミンAの効果・効能、レチノール、β-カロテンとは
http://vitamine.jp/bita/bitaa.html

水分補給にも効果的!

夏野菜に限らず野菜は水分が豊富ですので、あまり水を飲まない愛犬が野菜を食べることによって水分を補給できるというメリットもあります
特に、夏野菜は水が蒸発しやすい暑い時期に結実する野菜ですので、大量の水を与えて育てられ水分含量の高い野菜が多くなります
みずみずしいキュウリやトマトは好んで食べる犬が多く、水不足でバテ気味の愛犬の水分補給にも良いようです

夏野菜を食べさせるときの注意点!

夏野菜というよりも、野菜全般を食べさせるときの注意点と考えていただきたいと思いますが、犬の消化系はもともと野菜を食べるようにできていないということです。
加えて、体重も人間と比べると軽いものが多いということもありますので、食べさせる量と食べさせ方についてはよく考えて下さい
野菜を食べることが愛犬の健康にとっても意味のあることはご理解いただけたと思いますが、どんなに体に良いものでも食べ過ぎはよくありません。
もともと消化機能が劣っている愛犬が、夏バテでさらに機能が低下しているのであればなおさらです。

野菜は加熱して食物繊維を柔らかくすること!

野菜を食べる習性のない犬に野菜を食べさせるとなると、野菜の種類によっては野菜の固い繊維を柔らかくしてから食べさせるということは必須です。


夏野菜の中で愛犬に食べさせる機会が多いのは、キュウリ、トマト、トウモロコシがメジャーかと思いますが、生で食べさせても良さそうなものはトマトぐらいです

  • トマトも皮ごと食べさせると皮が排便に混ざって出てくることはよくある話で、できるだけ皮を剝いたものを食べさせるようにしましょう。
  • キュウリはドッグフードのサイズに刻んだものを生のまま「シャリ、シャリ」と食べさせても少量ならば良いのですが、加熱処理して柔らかくした方が愛犬の胃腸のとっては優しいものとなります。
  • オクラやトウモロコシ、ピーマンといった夏野菜は人間でも加熱して食べる野菜ですので、飼い主家族が食べるように茹でたり蒸したり焼いたりしたものを、一部取り出し刻んで与えるようにしましょう。
  • ナスビの皮は人間でも消化が難しいくらいですので、食べさせるのであればフードプロセッサーで潰してしまった方が良いでしょう。

 

いずれにしても、ドッグフードである程度の栄養素は足りているはずですし、夏バテで不足している栄養素を補給するというのが大きな目的ですので、追加する程度というイメージで愛犬の体重を考えて与えるようにしてください
加えて、人間が食べる時のように濃い味付けはNGですが、夏野菜はカリウムが豊富なものが多く多少の塩分が入ったとしてもカリウムがバランスをとってくれます。

ドッグフードの代わりに夏野菜を使った手作り食を!

ドッグフードがいけないというわけではありませんが、愛犬が夏バテでドッグフードを食べない時には思い切って手作り食というやり方もあります
「愛犬のための手作り健康食」を出版された須崎恭彦獣医師のように、ドッグフードを否定するのではなく選択肢の一つとして手作り食を紹介している獣医師もおられます
須崎動物病院のホームページを見てみると、日常的に料理をしている人であれば、理想的な栄養バランスというのは何となく分かるものだと言われています。
あまり厳密に考える必要はないということです。
言われてみれば、確かに、ドッグフードを与えていても、毎日体重を測ってドッグフードの量を計算して与えているというわけではありません。
太ってきたなと思ったら量を減らすことがあるように、想像以上に適当に食事を考えているなと感じました。

それでも、高齢犬だし量や塩分のことが心配だという方は、「ペット食育協会」という、「流派にとらわれずにペットの栄養学や食に関する知識を学び、ペットの食事内容を飼い主が自信を持って選択できる判断力を身につけるために必要な情報の普及」を目的とした団体のホームページに、「ペットのための手作りごはんレシピ」と題して、愛犬のための手作り食を紹介しているページがありました。
完成品の写真入りで、材料、作り方、栄養ポイントまできっちり解説されていますので、大変参考になると思います
作ったことはありませんが、完成品の写真を見ると飼い主が食べてもよさそうなほどおいしそうな食事ばかりで、解説の後ろの方に「ヒト用アレンジpoint」が出ている食事もありました。

参照元:須崎動物病院 手作り食への考え
http://www.susaki.com/eat/handmade_01.html
参照元:APNA ペットのための手作りごはんレシピ
http://www.apna.jp/recipe/

まとめ

夏野菜、あるいは、野菜全般を愛犬の食事に取り入れることには賛否両論があるようですが、犬が食べてはいけない野菜はあるものの、ドッグフードに含まれている野菜があることからも分かるように加熱処理で繊維を柔らかくして少量ドッグフードに加えて与えるのは問題ないようです
むしろ、夏野菜のように、不足している栄養素を補うことによる健康効果で夏バテ防止につながる可能性もあるということです。

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