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イヌの行動パターンは身体的な特徴から来ています!

イヌの習慣というのは人間よりも優れていると言われる嗅覚や聴覚を中心に、イヌの肉体の構造的な特徴から生み出されている行動パターンです。

鋭敏な嗅覚や聴覚によって、外界の情報を入手するためにイヌの肉体の構造的特性が関与しているケースもあれば、情報を伝達するスピードや処理できる情報量などの脳神経系が影響しているケースもあります。

種の発展と保存のために嗅覚や聴覚が発達したのか、生まれつき持っている嗅覚や聴覚を利用する行動を学習して身に着けるようになったのかは不明です。

しかし、構造から来ているということは遺伝的に決定されている行動であり、誰に教えられるというわけでもなくイヌは鋭い嗅覚や聴力をどのように利用するのかを知っています。

他方、生活している中で自身が置かれている環境に順応するために、備わっている身体的特徴を生かして摂るべき行動を身に着ける、すなわち学習によって備わった行動パターンも存在します。

生き残るために発達したと考えられる典型的な特性としては、驚異的な嗅覚と聴力だけでなく、暗闇でも物を見ることが出来る視覚や、背後にも目を配ることが出来る視野の広さなどが挙げられます。

さらに、自然という環境の中で生き残り、自らの遺伝子を後世に残すための能力というものも、本能的に身に付けています。

例えば、イヌの嗅覚は自分たちの餌や敵、すなわち、動物性の臭い成分を得意としており、野生に存在しない合成物の臭いや自分たちの生活に不必要な臭いに対しては、必ずしも敏感ではないと考えられています。

しかしながら、麻薬の臭いを嗅ぎ分け税関などで麻薬の輸出入をチェックするために活躍することができるイヌもいますし、三大珍味と言われるトリュフの臭いを嗅ぎ分け埋まっている場所を見つけることが出来るイヌもいます。

これらのイヌの嗅覚は訓練によって対象の臭いを覚えさせる、すなわち、学習によって身に着けさせた能力ということが出来ます。

学習によって我慢するということを覚えた犬は嗅覚や聴覚を活かした本能的な行動パターンを制御できるようになったイヌであり、周りの人からは「お利口なワンちゃんですね!」と言われるようです。

身近なところでは、余程のことが無い限り吠えることが無い、すなわち無駄吠えをしないイヌや、「待て!」と命令されるとどんなに空腹であっても目の前にある食べ物に口を付けないイヌなど、飼い主の躾によって訓練されて飼い主がOKを出さなければ直ぐに行動に移さないように躾けられたイヌということになります。

さて、イヌの祖先でもあるオオカミの仲間は群で集団生活する動物です。

集団、すなわち一つの社会を維持するためには頂点に立つボスが存在し、自分よりも目上のものには服従する縦社会になっています。

ペットとして飼われるようになっても、飼い主である主人に従い行動するというイヌの従順性は群での生活習慣ということが出来ます。

反面、自分よりも格下のものに対しては強く出ることになりますので、自分が家族の中で一番下に位置するということを躾けなければ、子供を馬鹿にして吠えたり噛んだりすることにつながるかもしれません。

家族という一つの群から離れても同じで、散歩で外に出た時にすれ違う人に対して唸ったり吠えたりするのは、自分の方が格上であると思っているからかもしれません。

散歩するときにはリードを付けていますが、万が一手元を離れた時でも人を襲うことが無いように躾を行う必要があります。

散歩中に他人を威嚇するような行動をとった時にはリードを持っている人が叱り、人間が自分よりも格上であることを認識させるような躾が大切です。

他方、群を守るためには、敵やライバルが縄張りに侵入しないように縄張りを意識し、目印を付ける必要があります。

マーキングと呼ばれる行動であり、自分の臭いを縄張り内のいたるところに付けて回るのもイヌにとっては大切な習慣です。

犬種に関係なく固体特有の臭いを出す器官は肛門腺から分泌される液体と、肉球にあるエクリン腺ならびに尿が該当します。

肛門腺から分泌される液体はイヌごとに特徴のある成分で、サラサラのものから粘りのあるもの、茶色っぽいものから黄色っぽいものまでいろいろあるそうです。

ちなみに、肛門腺から分泌される液体が赤い色をしているときには、肛門嚢炎という炎症性の病気を発症している可能性が高いそうです。

肛門腺から分泌される液体はいろいろな動物に存在し、スカンクが襲われたときに敵を攻撃するための悪臭が最も有名です。

「イタチの最後っ屁」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、スカンクに近い種類であるイタチやフェレットにも肛門腺があり臭いのきつい液体が分泌されます。

しかし、スカンクのように外敵から身を守るための分泌液というよりも、仲間に自分の存在を知らせるための手段として臭いを残すための意味が強いと考えられています。

イヌの肛門腺から分泌される液体も目的は同じで、ウンチをする際に気張ることで肛門嚢から分泌され自分の臭いを残す用途に使用されているということです。

また、肛門腺ほど特徴的な臭いではありませんが、肉球にあるエクリン腺から分泌される液体も個体の情報を表す臭い成分を含んでいます。

エクリン腺というのは汗を出す器官であり人の体には全身の毛穴に存在しますが、汗をかくことが無いイヌではエクリン腺は肉球部分にしか存在しません。

人の汗と同じですので皮脂が含まれており、多少の固有臭があるかもしれません。

イヌがウンチやしっこをした後に脚で地面をひっかいて土をかける行動は、肉球から分泌される汗の臭いを付けるためのマーキングの一種であると考えられます。

おしっこも、食べているエサや代謝能力を含む体調によって微妙に成分が変化しますので、排出したイヌの特徴を表す情報源になりえる体液の一つです。

いずれにしても、野生という敵やライバルの多い自然界で生き残るために進化した特性が遺伝的に伝承され、本能という形でイヌの体の中に残っています。

ゲームというと不謹慎かもしれませんが、野生というサバイバルゲームの中で自分が生き残る、あるいは、自分が属する群という集団を優位にするために様々な特技と習慣が、野生を離れて人と暮らすようになっても体の中に残っています。

野生にいるときと異なり、縄張りをそこまで意識する必要はありません。

ペットとして人間と暮らしているイヌにとっては必要無いものもありますが、それぞれの行動に意味がありなかなかやめることが出来ない習性でもあります。

また、個々の特徴的な仕草というのは後天的なものが多く、もしかしたら日常的なストレスからとるようになった仕草かもしれませんし、どこか体に痛いところや違和感があるのかもしれません。

イヌの習慣というのは人間よりも優れていると言われる嗅覚や聴覚を中心に、イヌの肉体の構造的な特徴から生み出されている行動パターンです。
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