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愛犬の躾に利用できるご褒美と罰の種類

「褒美」という言葉を辞書で調べると、
褒美:ほめて与える品物や金銭。褒賞。あるいは、ほめたたえることそのもの。
となっています。

参照元:weblio辞書 ほうび
http://www.weblio.jp/content/%E8%A4%92%E7%BE%8E

オペラント条件付けでは、「ご褒美」に該当するものは強化刺激と呼ばれており、その刺激が付与される直前に行われた行動の出現頻度が上昇するようになることを意味しています。
逆に、オペラント条件付けで「罰」と呼ばれるものは嫌悪刺激と呼ばれるものであり、その刺激が加えられることで直前に行われた行動の出現頻度が低下することになります。
人間にとってのご褒美や罰というと金品というのが最もシンプルですが、犬にはお金は関係ありません。

そもそも、愛犬の躾における「ご褒美」というのは本来の「褒美」の意味とは少し異なっているように思います。
それでは、犬にとっての強化刺激嫌悪刺激というのはどういうものになるのでしょうか?

参照元:ウィキペディア オペラント条件づけ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%9A%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%88%E6%9D%A1%E4%BB%B6%E3%81%A5%E3%81%91

犬にとってのご褒美とは?罰とは?

愛犬の躾におけるご褒美は強化刺激でなければ意味がありませんし、罰は嫌悪刺激である必要があります。
言い換えると、犬が喜ぶものあるいは心地よく感じるものがご褒美ということになり、罰はその逆ということになります。

犬にとってのご褒美とは?

犬はお金には興味がありませんので、餌やおやつといった食べ物が一番先に頭に浮かびます。
餌やおやつは食欲という本能を満たすものですので、当然と言えば当然です。
そしてもう一つ注目すべき点が、飼い主に注目されたい、あるいは、関心を持ってもらいたいという感情です。

撫でてもらえる、「えらい!えらい!」と褒めてもらえる、一緒に遊んでもらえる、散歩に連れて行ってもらえるなど、飼い主が自分のために時間を割いて自分を見てくれるということが、愛犬にとって至福の喜びの一つであるということです。

犬にとっての罰とは?

叩いたり蹴ったりといった痛みを伴う体罰は、犬でなくても不快に思うのは当然です。
体罰がオペラント条件付き学習につながれば問題はありませんが、体罰を受けた時の痛みや不快感と体罰を与えた体の部分が関連付けられる可能性があります。
分かりやすく言うと、叩かれるという体罰では手が恐怖の対象となりますし、蹴られたときには足が恐怖の対象となります。
知らない人が「可愛いワンちゃん!」といって手を伸ばす行為が叩かれるかもしれないと感じることになると、防御するために咬みつくことにつながってしまうかもしれません。
すれ違う他人の足が目の前に伸びてくると、反射的に蹴られるのではないかと考えて威嚇することにつながることもあるかもしれません。
さて、体罰以上に犬が不快に感じる罰というのが、無視されることにあります。

飼い主に注目され構ってもらえることが嬉しい犬にとっては、無視されるほど辛いことは無いというわけです。
もちろん餌を貰えないというのも辛いとは思いますが、相手をしてもらえないことの方が空腹よりも強いストレスになると言われています。

ご褒美や罰による学習効果

オペラント条件付きの学習効果には「正」「負」の概念があり、問題行動を修正するためにご褒美をあげたり罰を与えたりすることで問題行動を抑制する躾という範疇は、「正の強化」「正の弱化」と呼ばれます。
「正」というのは、ご褒美や罰を与えることによって行動頻度が強くなるか弱くなるかを意味しています。

お手やお座りができた時におやつを与えることによって、おやつ無しでもお手やお座りをするように学習することは「正の強化」と呼ばれる学習効果であり、躾というよりはむしろ芸を仕込むときに使われることが多いようです。

ちなみに「負」というのは、あげていたご褒美を止めたり、ダメなことをしたときに罰を与えるのを止めたりすることを意味します。
躾という意味では、「負の強化」「負の弱化」というのはあまり意味が無いのかもしれません。

褒めて効果を得る愛犬の躾

犬を躾ける方法にはいろいろあるということが分かっていただけたと思いますが、どの方法が最も良いのかということになると愛犬の犬種の特性を含む個々の性格が影響してきます。
自我が強く攻撃性の強い犬は、問題行動に対して罰を与えるような躾をすることで「こいつは・・・」と怒りを剥き出しにして、飼い主を馬鹿にするようになる可能性があります。
愛犬が攻撃的な性格である時には、問題行動を回避できたときには褒めるというご褒美をあげることがベストな躾ということが出来ます。
逆に、従順な性格の犬は問題行動をしたときに無視されることが特に辛いと考えられますので、罰を与える躾が向いているのかもしれません。

もちろん、従順な犬だからといって叱ってばかりいると臆病になって行動性が低下する可能性もありますので、褒めることも適度に混ぜた方が効果的です。
以上のことからも分かるように、どのように躾けたらよいのか分からないときには上手くできた時に褒めるということが最善の躾というわけです。

躾は一貫性が大切!

どんな方法で躾けるにしても、飼い主の家族全員が躾の方向性を理解して躾けることが重要です。
吠えるのを止めた時におやつを与えるという躾を行うときに、やり始めた直後はおやつをもらうために吠えるという行動をとるようになります。
ところが、ある時を境にいくら吠えても家族の誰もがおやつをくれなくなることで、吠えるのがばからしくなって吠える癖が無くなるということがあります。
しかし、愛犬があきらめてしまう前に躾の方向性を理解できていない家族がおやつを与えてしまうことで、躾がスタートした直後の状態、すなわち、おやつが貰えるまで吠えるという状態に戻ってしまうことがあります。
他方、一人は吠えたらおやつをあげて吠えるのを止めさせるように躾けていても、もう一人はいくら吠えても無視するというように家族全員がバラバラの行動をすると、いくら頭の良い犬でもどうしたらよいのか分からなくなるということもあります。
以上のことからも分かるように、複数の家族で躾を行うときにはどのように躾けていくのかという情報や計画を、家族全員で共有するということが大切であるというわけです。

参照元:子犬のへや 犬のしつけの基本理論
http://www.koinuno-heya.com/shitsuke/kihon.html#five

まとめ

愛犬の躾は特性を把握して、家族全員で計画的に行うことが大切です。
人によって違う対応をしていると、頭の良い犬といえども混乱して自分の都合の良いように行動する悪癖が治ることは有りません。

加えて、躾けているつもりが逆効果になってしまっているということもありますので、その時には計画を見直して根気よく対応する必要があります
ここまでの内容で基本的な躾の理論はご理解いただけたことと思いますので、次回からは困った習慣を如何に躾けていくかということを具体的に解説したいと思います。

 

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